2007年12月03日

キャメル(Camel) 5

1973年にデビューしたイギリスのプログレッシブ・バンド。数あるプログレ・バンドの中でも、叙情派のサウンドで知られる。

[詳細]
初期はラティマーの哀愁漂うエモーショナルなギターとバーデンスの軽快なキーボード、アンディ・ウォードの多彩なドラムを軸に、美しいメロディをテクニカルな緊張感のある演奏で聴かせていた。

Moonmadness』発表後、まとめ役的存在であったファーガソンを演奏能力の問題から解雇、元CARAVANのリチャード・シンクレアを後任に据え、ゲストメンバーとしてメル・コリンズ(後に正式加入)等を迎えて活動。

Breathless』収録後、ピーター・バーデンスがラティマーとの軋轢から脱退し、ヴァン・モリソンのバンドに加わる。後任に元CARAVANのヤン・シェルハース、さらにツアーメンバーとしてやはり元CARAVANのデイブ・シンクレアが参加。オリジナルCAMELより元CARAVANメンバーの方が多くなり、CARAMELとあだ名される。

1979年1月に初来日。

1979年のワールドツアー後、CARAVAN再結成のためデイブ・シンクレア、リチャード・シンクレアが脱退、さらにメル・コリンズも脱退。コリン・バースとキット・ワトキンスが加入。

バーデンスの不在のせいか時代の流れか、キーボードがややバッキングにシフト。アルバム一枚でキット・ワトキンスは脱退、代わりにダンカン・マッケイ。

Nude』以降、女流詩人のスーザン・フーヴァーが、コンセプト面で重要な役割を担うようになる。

1981年、アンディ・ウォードが脱退しオリジナルメンバーはラティマー1人に。キャメルそのものがラティマーのソロプロジェクトの性質を持つようになる。

82年から84年の間で契約を消化し、活動休止。1991年復活アルバム『DUST AND DREAMS』発表。

[アルバム・ディスコグラフィー]
1973年 Camel
1974年 Mirage
1975年 The Snow Goose
 ・ポール・ギャリコの同名小説「スノーグース」を基にしたコンセプト・アルバム。
  全英10位のヒットを記録。
1976年 Moonmadness
1977年 Rain Dances
1978年 Breathless
1979年 I Can See Your House From Here
1981年 Nude
 ・邦題『Nude〜Mr.Oの帰還〜』。終戦後、フィリピンで29年間も戦闘を続けていた
  小野田寛郎を基にした、2枚目のコンセプトアルバム。NudeはOnodaの捩り。
1982年 The Single Factor
 ・実質的には、ラティマーが豪華ゲストを集めて制作したプロジェクト・アルバム。
  アンソニー・フィリップス(元ジェネシス)、フランシス・モンクマン(元カーヴド・エア)、
  サイモン・フィリップス等が参加。
1984年 Stationary Traveller
 ・ベルリンの壁をテーマにしたコンセプト・アルバム。本作に伴うツアー終了後、
  キャメルは一旦活動を休止。
1992年 Dust And Dreams
 ・復活作。ジョン・スタインベックの小説「怒りの葡萄」を基にしたコンセプト・アルバム。
  当時のライヴで完全再現された。
1996年 Harbour Of Tears
 ・ラティマーの祖母が体験した一家離散の悲劇を基にしたコンセプト・アルバム。
  アイルランドの伝統音楽の影響を受けた、美しいメロディが特徴的。
1999年 Rajaz
2002年 A Nod And A Wink

Nude


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