2005年12月23日

来歴

結成まで(第1期)
(註:キング・クリムゾンの活動時期の分類については諸説ある。構成メンバーを基準に、『第1期』、『第2期』、...などと分類する点は共通しているが、「デビュー〜ファーストアルバムのリリース当時」のメンバーを『第1期』、サードアルバム「リザード」のころを『第2期』、4thアルバム「アイランド」のメンバーを『第3期』、...(または、「リザード」までを『第1期』、「アイランド」のころを『第2期』、「太陽と戦慄」から1974年解散までを『第3期』、...とする分類もある。)などといったように、『アルバム自体や、その時のメンバー単位で分類する方法』と、「デビュー〜1974年の解散時まで」を『第1期』、「1980年代再結成からの活動期間」を『第2期』、「1994年からの活動期間」を『第3期』、...」と、「連続活動期間で分類する方法」などがあり、統一がなされていない。ここでは、前者の分類方式に準じて述べていくが、「デビュー当初の『第1期』」後については、極力、構成メンバーやアルバムタイトルなどで記述することとする。)

アルバム1枚のリリースのみで終わった「ジャイルス、ジャイルス アンド フリップ」から発展し、ドラマーのマイケル・ジャイルスとフリップという母体に、フリップの古くからの友人であったグレッグ・レイクをボーカリスト兼ベーシストとして迎え、さらに、作詞・ライブ時の照明担当のピート・シンフィールドと、マルチプレイヤーのイアン・マクドナルドを募集し、第1期のメンバーが揃うこととなった。それは1968年暮れから1969年初頭にかけてのことで、その後、すぐにリハーサルと曲作りが行われ、アルバム作りとステージも行われた。この頃を「第1期」とするのは、全ての分類方式に共通(後のメンバー構成については、一部に若干の食い違いもある)で、この時期が音楽的にもピークであったとするファンも多い。

ファーストアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」は、当時からよく雑誌のレコードレビューなどで、「1969年に、ビートルズのアビー・ロードを、1位から転落させたアルバム。」といった内容で紹介されることが多かったが、元のチャートの出どころまでを明記したものはほとんどなかった。そのことについては、複数の評論家が、「デマとまではいえないが、ありえるとしたなら、地方の、あるいは、マイナーなチャートではないのか。」といった見解を、共通して述べていた。 また、このファーストアルバム作成時、フリップが、レコード会社が付けたプロデューサーを音楽性の違いを理由に追い出し、自らレコーディングの指揮を取った、などのエピソードもある。

キング・クリムゾンでは、一貫してフリップがリーダーシップを握っていたが、この当時は、作曲やアレンジを含めた音楽面では、むしろイアン・マクドナルドの方が優勢であったとする見方をする者も多い。
また、この後にマクドナルドは脱退し、ソロアルバムをリリースした。そのアルバムのなかで、1970年リリースの、キングクリムゾンのセカンドアルバムである「イン・ザ・ウェーク・オブ・ポセイドン(ポセイドンのめざめ)」の、一部収録曲の「ネタばらし」をしたということは、ファンや音楽評論家の間では有名な出来事であった。彼は、1976年に至って、「フォリナー」のオリジナルメンバーとなり、ギターやキーボードなどを担当した。(注:アルバム名In the Wake of Poseidonのin the wake ofは「目覚め」という意味ではなく、邦題「ポセイドンのめざめ」は誤訳と思われる。「ポセイドンの跡を追って」、「ポセイドンに続いて」程度の意味。そのため、CD化以降は、原題をカタカナ読みしたものをタイトルとすることの方が多い。)

また、フリップは、グレッグ・レイクのベースラインがあまり好きではなかったらしい。とは言え、当時、ギタリストはバンド内に1名でよいとフリップは考えていたために、レイクにはギターも演奏はさせなかった。一方、フリップは、レイクのボーカルは評価したらしく、(レイクが脱退を決めた後)セカンドアルバムでは、ボーカリストとしてレイクを参加させた。
セカンドアルバム録音後、レイクは正式脱退し、キース・エマーソンらとエマーソン・レイク・アンド・パーマーを結成し、成功することとなる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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1. こんにちは・・・  [ 苺のこと ]   2005年12月23日 23:28
足跡残しておきますね★

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