2005年12月29日
FOURTH / ソフト・マシーン
FOURTH
[曲目リスト]
1.TEETH
2.KINGS AND QUEENS
3.FLETCHER’S BLEMISH
4.VIRTUALLY PART 1
5.VIRTUALLY PART 2
6.VIRTUALLY PART 3
7.VIRTUALLY PART 4
HUGH HOPPER BASS GUITAR
MIKE RATLEDGE ORGAN AND PIANO
ROBERT WYATT DRUMS
ELTON DEAN ALTO SAXOPHONE AND SAXELLO
ROY BABINGTON DOUBLE BASS
MARK CHANG CORNET
NICK EVANS TROMBONE
JIMMY HASTINGS ALTO FLUTE AND BASS CLANNET
ALAN SKIDMORE TENOR SAX
1971
前作で成功したマシーンは、更なるジャズ化を前進と捉えた。そう思ったのは、ラトリッジ、ホッパー、ディーンの三人で、ワイアットは少し違った。彼は前作の<MOON IN JUNE>の成果に満足し、その方向を推し進めたい衝動があったため、マシーンは自分の音楽を表現する場所ではないと思った。
そして彼はこのアルバムを最後にマシーンを去り、マッチング・モウルを結成する。そういった心境のためかこのアルバムの彼はドラムプレーに集中し、並外れたテクニックとセンスを披露している。
作品は、前作よりもフリージャズ的要素が色濃くなっており、ディーン、ラトリッジのソロに焦点が当てられたものになっている。しかし、やや真面目すぎる作風のため、ジャズファンは喜ぶかも知れないが、ロックファンには少し聴き辛いかもしれない。ただ、誤解しないで欲しい。大人のための落ち着いた音楽ではない。中身は一筋縄ではいかない手強さのある音楽なのである。
<TEETH>
ラトリッジ作。ホッパーとアコースティックベースのバビントンのベース2本立てのリズムが強力でそれを受け止めるワイアットのドラムがまた凄い。シリアスでダイナミック、複雑でカラフルな構成を持つ傑作。
<VARTUALLY PART1〜4>
ホッパー作。1,2では、2本のベースで大きなうねりを作り、そこにワイアットのドラムが歌うように絡みつくのが聴き所。ワイアットの細やかなドラムが素晴らしい。そして、時折形成されるビートがたまらなくスリリングで各人のソロはその上で戯れるように奏でられる。これは、マシーンでしか聴く事の出来ない音世界である。3,4では、オルガンとサックスが描く音の荒野の中をホッパーの美しくも不気味なベースラインが彷徨う。とても美しい構図を持った作品で、知的な深さを感じさせる。
ただしかし、組曲として捉えると 消化不良になりそうだが、作者のホッパーが対峙しているのは、フリー・ジャズであり、この作品は、その答の一つとして有効だと思う。そして、予定調和なんてマシーンにはいらない。
インパクト 70
テクニック 100
ポップ性 70
コンセプト 90
センス 100
COWBELL
4
「♪カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂〜♪」初めてテレビに登場したのは昭和37年です。「電話は2番」になったのは、「肉は1番、電話は2番」と宣伝して、その味と共に評判になっている大阪のすき焼きの宣伝文句にヒントを得ました。カステラの文明堂は明治33年に長崎の地で創業しました
[曲目リスト]
1.TEETH
2.KINGS AND QUEENS
3.FLETCHER’S BLEMISH
4.VIRTUALLY PART 1
5.VIRTUALLY PART 2
6.VIRTUALLY PART 3
7.VIRTUALLY PART 4
HUGH HOPPER BASS GUITAR
MIKE RATLEDGE ORGAN AND PIANO
ROBERT WYATT DRUMS
ELTON DEAN ALTO SAXOPHONE AND SAXELLO
ROY BABINGTON DOUBLE BASS
MARK CHANG CORNET
NICK EVANS TROMBONE
JIMMY HASTINGS ALTO FLUTE AND BASS CLANNET
ALAN SKIDMORE TENOR SAX
1971
前作で成功したマシーンは、更なるジャズ化を前進と捉えた。そう思ったのは、ラトリッジ、ホッパー、ディーンの三人で、ワイアットは少し違った。彼は前作の<MOON IN JUNE>の成果に満足し、その方向を推し進めたい衝動があったため、マシーンは自分の音楽を表現する場所ではないと思った。
そして彼はこのアルバムを最後にマシーンを去り、マッチング・モウルを結成する。そういった心境のためかこのアルバムの彼はドラムプレーに集中し、並外れたテクニックとセンスを披露している。
作品は、前作よりもフリージャズ的要素が色濃くなっており、ディーン、ラトリッジのソロに焦点が当てられたものになっている。しかし、やや真面目すぎる作風のため、ジャズファンは喜ぶかも知れないが、ロックファンには少し聴き辛いかもしれない。ただ、誤解しないで欲しい。大人のための落ち着いた音楽ではない。中身は一筋縄ではいかない手強さのある音楽なのである。
<TEETH>
ラトリッジ作。ホッパーとアコースティックベースのバビントンのベース2本立てのリズムが強力でそれを受け止めるワイアットのドラムがまた凄い。シリアスでダイナミック、複雑でカラフルな構成を持つ傑作。
<VARTUALLY PART1〜4>
ホッパー作。1,2では、2本のベースで大きなうねりを作り、そこにワイアットのドラムが歌うように絡みつくのが聴き所。ワイアットの細やかなドラムが素晴らしい。そして、時折形成されるビートがたまらなくスリリングで各人のソロはその上で戯れるように奏でられる。これは、マシーンでしか聴く事の出来ない音世界である。3,4では、オルガンとサックスが描く音の荒野の中をホッパーの美しくも不気味なベースラインが彷徨う。とても美しい構図を持った作品で、知的な深さを感じさせる。
ただしかし、組曲として捉えると 消化不良になりそうだが、作者のホッパーが対峙しているのは、フリー・ジャズであり、この作品は、その答の一つとして有効だと思う。そして、予定調和なんてマシーンにはいらない。
インパクト 70
テクニック 100
ポップ性 70
コンセプト 90
センス 100
COWBELL
4
「♪カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂〜♪」初めてテレビに登場したのは昭和37年です。「電話は2番」になったのは、「肉は1番、電話は2番」と宣伝して、その味と共に評判になっている大阪のすき焼きの宣伝文句にヒントを得ました。カステラの文明堂は明治33年に長崎の地で創業しました