2006年02月28日

SOUNDTRACKS/CAN 4

Soundtracks

[曲目リスト]
1.DEADLOCK
2.TANGO WHISKYMAN
3.DEADLOCK
4.DON‘T TURN THE LIGHT ON,LEAVE ME ALONE
5.SOUL DESERT
6.MOTHER SKY
7.SHE BRINGS THE RAIN

IRMIN SCHMIDT ORGAN
JAKI LIEBEZEIT DRUMS FLUTE
HOLGER CZUKAY BASS
MICHAEL KAROLI GUITAR
DAMO SUZUKI   VOCAL
MALCOLM MOONEY VOCAL on 5&7

1970

前作リリース後にムーニーが精神に異常をきたし脱退。後任ボーカリストに決まったのは、日本人のダモ鈴木で、ヨーロッパを放浪していたイラストの上手い青年であった。
カフェテラスにいたシューカイが歌いながら歩いてくる彼を見て直感で決めたらしい。
事実、彼には天性のメロディーセンスがあり、アドリブで歌う事のできるカンにとって相性の良いボーカリストであった。
そんな彼とライブやジャムを何度か行い2ndを制作しようとしたが、なかなか作業は進まず、その間に依頼の来た映画音楽の仕事をまとめたものを2ndとして発表することになる。それがこのアルバムである。
なかには、ダモが入ってすぐに録音されたものもあるらしい。

内容は短めの曲が多く少し趣の違う曲もあったりして案外聴きやすい作品かもしれない。

1.幾重にも重ねられたギターがノスタルジックで不思議なコード感覚を生み出す。

2.デリケートなボーカルと恐ろしく精緻で疾走感のあるドラムが最高。

4.ギターのコードカッティングとボーカルラインがアンニュイで良い。

5.ムーニー哀愁のファルセットとキックのイカすドラムの対比が危ない佳曲。

6.このアルバムのハイライト。ワンコードで疾走する圧巻の14分半。ベースとドラムが形成するビートはあまりにも強力でカッコいい。中間部でかぶってくるフロアー・タムが素晴らしく、スリルに溢れている。これは、前作の成果をもとにしたアレンジでカンならではの世界である。

カンの入門編としては、4thかこの2ndがよいと思う。因みに、僕が最初に聴いたのは、このアルバムである。何の予備知識も無く聴いたが、リーベツァイトのドラムにノックアウトされた。


インパクト  85                        
テクニック 100
ポップ性   80
コンセプト  90
センス   100

COWBELL

Soundtracks


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