2005年12月12日
LIZARD / King Crimson
1.CIRKUS including ENTRY OF THE CHAMELEON
2.INDOOR GAMES
3.HAPPY FAMILY
4.LADY OF THE DANCING WATER
5.LIZARD
(a)PRINCE RUPERT AWAKES
(b)BOLERO−THE PEACOCK’S TALE
(c)THE BATTLE OF GLASS TEARS
(d)BIG TOP
ROBERT FRIPP GUITAR,MELLOTRON,MOOG
MEL COLLINS SAXES&FLUTE
GORDON HASKELL BASS&VOCAL
ANDY McCULLOCH DRUMS
PETER SINFIELD WORDS AND PICTURES
ROBIN MILLER OBOE
MARK CHARIG CORNET
NICK EVANS TROMBONE
KEITH TIPPET PIANO
JOHN ANDERSON VOCALS
1970 E.G.RECORDS
2ndで加わったティペットとの交流は更に深化。ティペット一派のメンバーまでもが参加。フリップの書く幽玄な曲とジャズインプロヴィゼーションとが相まって、異様なエネルギーを発する。
新しくメンバーとなったハスケルとマカロックのリズム隊もヘヴィーでテクニカル。
イエスのジョン・アンダーソンの参加も話題を呼んだ。
<CIRKUS>
静と動、美と狂気の交錯する世界。フリップのアコースティックギターが凄い。サックス、トランペットのソロも素晴らしい。エンディングのドラムもクレイジーでよい。
<INDOOR GAMES>
レッド・ツェッペリンの曲をチャールズ・ミンガスのグループがカバーした様な感じ。ロックとジャズ両方の妖しさが出ている。
<HAPPY FAMILY>
詩も歌い方も皮肉たっぷり。ティペットのフリーフォームなエレクトリックピアノが始終鳴り続け、ブラス系もフリーな演奏をしている。
<LIZARD>
ジョン・アンダーソンの唄う PRINCE RUPERT AWAKES は、クラシカルで安らぎのある曲。ティペットのピアノに導かれて始まる THE PEACOCK’S TALE は美しいテーマを持ったボレロ。
ここでもチャールズ・ミンガスのグループの様なインプロヴィゼーションが展開される。続く、THE BATTLE OF GLASS TEARS は、ハスケルの陰鬱な歌に始まり、激しいインプロヴィゼーションとムーグシンセサイザーの響きが大きな渦巻きを作り出す。そして、戦争の後の惨状を示す様なフリップのギターソロが悲しく宙を彷徨う。
組曲の最後は、不思議な小曲 BIG TOP がカタルシスを与える。
インパクト 85
テクニック 95
ポップ性 50
コンセプト 95
センス 100
COWBELL
Lizard
「♪カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂〜♪」初めてテレビに登場したのは昭和37年です。