Yes

2011年05月18日

新ヴォーカリストを迎えた新生イエスが10年ぶりのスタジオ・アルバムをリリース! 4

 プログレッシヴ・ロックのパイオニア・バンドのひとつイエス(Yes)が、2001年発表の『マグニフィケイション』以来、じつに10年ぶりとなる20枚目のオリジナル・アルバム『フライ・フロム・ヒア』(初回限定盤 MIZP-30001 税込み4,100円/通常盤 MICP-11000 2,800円)を6月22日にリリースします。

 本作は2008年以来、病気を理由にバンドを離れているヴォーカルのジョン・アンダーソンに代わり、彼にそっくりの声を持つカナダ人シンガー、ベノワ・デヴィッド(2008年のツアーから参加)を迎えてのレコーディング。

 その他メンバーも、クリス・クワイア(b)とスティーヴ・ハウ(g)のオリジナル・メンバーにドラマーのアラン・ホワイト、キーボードには近年スティーヴ・ハウとともにエイジアでの活動が目覚しいジェフ・ダウンズがこのほどメンバーとして復帰。かつての盟友とともにプログレッシヴ・ロックの王道とも言うべきサウンドを聴かせてくれます。

 そして今作では、元バグルス/元イエスのトレヴァー・ホーンがプロデュースを担当! トレヴァー・ホーン&ジェフ・ダウンズがバンド在籍時に制作の傑作アルバム『ドラマ』の収録曲として書き下ろされ、結果未収録となった幻の楽曲が本作に収録されるそうです。初回限定盤はSHM-CD+DVDの2枚組仕様で、DVDにはアルバムのメイキング映像を収録予定。

 バンドは7月からアルバム・リリースにともない北米からワールド・ツアーをスタート。ひさびさとなるジャパン・ツアーは実現するのか、ファンの期待は高まります!

CD JOURNAL



フライ・フロム・ヒア
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2010年02月19日

[プログレッシブロックNEWS] イエス、70年ベルギーのスタジオ・パフォーマンス映像がDVD化 4

Lost Broadcasts [DVD] [Import]
Lost Broadcasts [DVD] [Import]
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 英国のプログレッシヴ・ロック・バンド、イエス(Yes)のオフィシャルな商業リリースとしては今回が初出となるバンド初期のレア映像を収めたDVD『Rock of the 70s』が発売されます。

 昨年末に発売された『ロスト・ブロードキャスト』に続く発掘映像集で、本作には1970年9月に撮影されたスタジオ・パフォーマンス映像が収められます。

 この映像は、同年9月5日にベルギーのユイで行なわれたポップ・ホット・フェスティバルに先駆け、現地テレビ番組に招かれて制作されたもの。同年同月にはスペシャルTVプログラムとしてテレビ放映されています。

 収録は、同年に発表された2ndアルバム『Time And A Word(邦題:時間と言葉)』からの楽曲4曲で、当日のラインナップはクリス・スクワイア(b)、ジョン・アンダーソン(vo)、ビル・ブラッフォード(ds)、トニー・ケイ(key)、スティーヴ・ハウ(g)。前任ピーター・バンクスのギターに合わせての擬似プレイをしているバンド加入直後のスティーヴ・ハウなど、ファンにとっては必見な貴重映像となった本作。発売は英国にて2月22日を予定しています。
 
●『Rock of the 70s』

[収録曲]
01. Astral Traveller
02. Everydays
03. Then
04. No Opportunity Necessary, No Experience Needed

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2010年01月31日

[プログレッシブロックNEWS] リック・ウェイクマンの最新作はピアノ・ソロ作! ZEP「天国への階段」も披露 3

Always With YouAlways With You
アーティスト:Rick Wakeman
販売元:Music Fusion
発売日:2010-02-15
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 イエスのキーボード奏者として名を馳せた、プログレッシヴ・ロック・シーンの重鎮キーボーディスト、リック・ウェイクマン(Rick Wakeman)。最新スタジオ・アルバムとしてピアノ・ソロ・アルバム『Always With You』(写真)をリリースします。

 アルバムでは「アヴェ・マリア」やJ.S.バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」などのクラシック楽曲をリック・ウェイクマンが独自の解釈のもとアレンジ演奏。また、レッド・ツェッペリンの名曲「天国への階段(Stairway To Heaven)」のピアノ・ソロ・アレンジも披露しています。発売は英国にて2月15日。リック・ウェイクマンによる心安らぐピアノの調べ、アナタもぜひご体験ください。

『Always With You』

[収録曲]
01. Ave Maria
02. Glory
03. The Piano Messiah
04. The Granary Canon
05. Beautiful Saviour
06. Jesu, Joy Of Man's Desiring
07. My Redeemer
08. Moods Of Morning
09. Always With You
10. Kum-Ba-Ya
11. Gone But Not Forgotten
12. Stairway To Heaven

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2009年08月27日

スティーヴ・ハウ、シリーズ最新作も含めたホームブリュー・コンプリート・ボックスをリリース 3

 イエスやエイジアなどでの活躍で知られる、プログレッシヴ・ロック・シーンの重鎮ギタリスト、スティーヴ・ハウ(Steve Howe)。

ファンにはお馴染みの秘蔵音源集シリーズ“ホームブリュー(Homebrew)”が再び。新作であるシリーズ第4弾と、これまでの3枚をセットにしたCD4枚組のコンプリート・ボックス『コンプリート・オブ・ホームブリュー』(ARC-1151〜4 税込7,875円)が10月10日にアルカンジェロより発売されます。

 同シリーズにはこれまで、ソロ・アルバムやイエス、エイジア、ABWH、GTRなどのために自宅の8トラックで録音した未発表のデモ音源が収められていました。
 資料によれば、今回の第4弾は新録音となるようで、“エイジア、イエス、GTRの名曲をスティーヴ・ハウ流にアレンジ”しているようで、また“録音機材も充実していることから、従来のデモ・テープ集とは異なる完成度の高い作品に仕上がっています”とのこと。

 国内盤は最新マスターを使用した国内プレス盤。またハウ本人よるライナーノーツが掲載されたブックレットも付属される予定です。
 “ハウ研究者”のみならず、イエスやエイジアのファンでも十分に楽しめるという第4弾。アナタも体験してみては? 

●『コンプリート・オブ・ホームブリュー(ホームブリューBOX)』
(ARC-1151〜4 税込7,875円):10月10日発売
 
≪ディスク1:HOMEBREW 1≫
01. Sketches in the Sun
02. Sharp on Attack
03. The Valley of Rock
04. Georgia's Theme
05. Dorothy
06. Meadow Rag
07. At the Full Moon
08. Never Stop Learning
09. Red and White
10. More About You
11. Rare Birds
12. Big Love
13. Running in the Human Race
14. Barren Land
15. Against the Tide
16. Breakaway From It All
17. For This Moment
 
≪ディスク2:HOMEBREW 2≫
01. Masquerade
02. Success Story
03. Together
04. Rhythm of the Road
05. Separate Ways
06. Sun Carnival
07. Riviera
08. Sleepless in the City
09. The Spiral
10. The Serpentine
11. The Go Between
12. Follow Your Heart
13. Beginnings
14. Surface Tension
15. Every Time You Look Over Your Shoulder
16. Cactus Boogie
17. Resistance Day
18. Wayward Course
19. Spanish Heritage
20. Outlawed
21. Mules' Head Stomp
 
≪ディスク3:HOMEBREW 3≫
01. Turbulence
02. Hint Hint
03. The Main Title
04. Just Passing Phase
05. Suddenly
06. Kind Of Friends
07. Pyramidology
08. In Course Of The Day
09. Family Tree
10. Solar Winds
11. In Your World
12. No Deceiving
13. From Door To Door
14. Cruise Control
15. It's Too Late
16. Seven Castles
17. Between Your Smiles
18. Reaching Out
19. The Last Word
20. Getting Through
21. Outlawed
 
≪ディスク4:HOMEBREW 4≫
01. Beginnings (Themes)
02. The Inner Battle
03. Take It In Hand
04. Mainland
05. Distant Seas
06. Wayward Course (full)
07. Georgia's Song
08. Solar Winds 2
09. High Flyer
10. Sensitive Chaos
11. Really Know
12. White
13. Up Above Somewhere
14. Closer Than Before
15. Lily's In The Field
16. Have You Forgotten Love?
17. Go To This
18. What Am I?
19. Nothing To Cry For
 
※ディスク4の曲目は予定です。

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2009年08月15日

リック・ウェイクマン、『ヘンリー八世の六人の妻』を宮殿で披露した2009年ライヴをCD化 3

 イエスのキーボード奏者として名を馳せた、プログレッシヴ・ロック・シーンの重鎮キーボーディスト、リック・ウェイクマン(Rick Wakeman)。今年5月、1973年発表のソロ作『ヘンリー八世の六人の妻(The Six Wives of Henry VIII)』をステージ上で再演した貴重なライヴがCD作品として発売されます。

 本作『The Six Wives Of Henry VIII (Live At Hampton Court Palace)』(写真)には、ロンドン・ハンプトンコート宮殿にて2009年5月1日、2日の2夜連続で行なわれたスペシャル・ライヴの模様を収録。『ヘンリー八世の六人の妻』からの楽曲を中心とした構成で、全9トラックが収録されます。発売は英国にて10月5日。

 『ヘンリー八世の六人の妻』を表現するに最も相応しい場所である“宮殿”での記念すべきステージ。歴史的瞬間をCD作品として追体験してみては?

[曲目リスト] 
●『The Six Wives Of Henry VIII (Live At Hampton Court Palace)』
01. Tudorture/1485
02. Catherine Of Aragon
03. Kathryn Howard
04. Jane Seymour
05. Defender Of The Faith
06. Katherine Parr
07. Anne Of Cleves
08. Anne Boleyn
09. Tudorock

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The Six Wives of Henry VIII: Live at Hampton Court Palace
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2009年07月06日

リック・ウェイクマンの初期ソロ作8タイトルがSHM-CD+紙ジャケで再発 4

 イエスのキーボード奏者として名を馳せた、プログレッシヴ・ロック・シーンの重鎮キーボーディスト、リック・ウェイクマン(Rick Wakeman)。
彼が1970年代にA&Mレーベルに残したアルバム8作が、話題の高音質「SHM-CD」を採用した紙ジャケット仕様で再発されます。

 対象となるのは、1stソロ作『ヘンリー八世の六人の妻』(1973年/UICY-94235)からA&M期の最終作である『ラプソディーズ』(1979年/UICY-94248〜9)までの計8作。
いずれも海外マスターを基にした2009年最新DSAリマスター音源を採用。英国初回盤LPを再現した紙ジャケ&シリアル・ナンバー入りレーベル・カード封入が特徴です。発売は8月26日。

≪リック・ウェイクマン SHM-CD&紙ジャケ≫
*8月26日発売。初回生産限定盤。
*高音質「SHM-CD」を採用。
*海外マスターを基にした2009年最新DSAリマスター音源を採用。
*英国初回盤LPを再現した紙ジャケット仕様。
*英国初回盤LPを再現したシリアル・ナンバー入りレーベル・カード封入。
*価格は税込2,800円(2枚組:3,800円)
 
CDジャーナル



アーサー王と円卓の騎士たち(紙ジャケット仕様)
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ヘンリー八世の六人の妻(紙ジャケット仕様)
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2008年01月09日

オープン・ユア・アイズ - Open Your Eyes/イエス 2

オープン・ユア・アイズ
オープン・ユア・アイズ


1997

[曲目リスト]
1. ニュー・ステイト・オブ・マインド
2. オープン・ユア・アイズ
3. ユニヴァーサル・ガーデン
4. ノー・ウェイ・ウィ・キャン・ルーズ
5. フォーチュン・セラー
6. マン・イン・ザ・ムーン
7. ワンダーラヴ
8. フロム・ザ・バルコニー
9. ラヴ・シャイン
10. サムハウ、サムデイ
11. オープン・ユア・アイズ〔ラジオ・エディット〕
12. ソルーション

ジョン・アンダーソン、クリス・スクワイア、スティーヴ・ハウ、アラン・ホワイトという黄金期のメンバーにビリー・シャーウッドを加えた布陣で制作。
しかし、内容は今一歩という酷評が多い。
全体的に平坦で何の楽しみもない。POPで親しみやすいのだが、面白くも、感動もない。このアルバムを聞いたファンは恐らく多くの確立でガッカリしていることだろう、、と容易に想像できる。
しかし、次回作は傑作であった。

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2007年12月24日

キーズ・トゥ・アセンション2 - Keys To Ascension2/イエス 3

Keys to Ascension 2
Keys to Ascension 2


キーズ・トゥ・アセンション2 - Keys To Ascension2(ライヴ&スタジオ・レコーディング)(全英62位)

1997

[曲目リスト]
ディスク:1
1. I've Seen All Good People: Your Move/All Good People [Live]
2. Going for the One [Live]
3. Time and a Word [Live]
4. Close to the Edge: The Solid Time of Change/Total Mass Retain/I Get Up,
5. Turn of the Century [Live]
6. And You and I: Cord of Life/Eclipse/The Preacher the Teacher/Apocalypse

ディスク:2
1. Mind Drive
2. Foot Prints
3. Bring Me the Power
4. Children of Light: Children of Light/Lifeline
5. Sign Language

全盛期のメンバーによる再編記念の第2弾。内容は『1』と同じで,往年のレパートリーのライヴとスタジオ録音の新作のカップリング。ライヴは懐メロの忠実な再演以上の熱気がなく残念。むしろ新作5曲に衰えぬ意欲が感じられる



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2007年11月21日

イエス・ソングス - Yessongs  / イエス 5

1973 イエス・ソングス - Yessongs  (全英7位・全米12位)

Yessongs


1973

[曲目リスト]

ディスク:1
1. Opening [Excerpt from "Firebird Suite"]
2. Siberian Khatru
3. Heart of the Sunrise
4. Perpetual Change
5. And You and I: Cord of Life/Eclipse/The Preacher the Teacher/The ...
6. Mood for a Day
7. Excerpts from "The Six Wives of Henry VIII" [Excerpt]
8. Roundabout

ディスク:2
1. I've Seen All Good People: Your Move/All Good People
2. Long Distance Runaround/The Fish (Schindleria Praematurus)
3. Close to the Edge: The Solid Time of Change/Total Mass Retain/I Get Up
4. Yours Is No Disgrace
5. Starship Trooper: Life Seeker/Disillusion/Wrm

Produced by Yes & Eddie Offord
Engineer Eddie Offord
Jon Anderson (Vocals)
Chris Squire (Bass Guitar,Vocals)
Steve Howe(Guitar,Vocal)
Rick Wakeman(Keybords)
Alan White(Drums)

※Perpetual Change,
Long Distance Runaround
,TheFish : Bill Bruford (Drums)

ストラヴィンスキーが数小節流れるオープニングから熱心なオーディエンスはすでに大興奮――かつてはLP3枚組だった本作は、イエスが最良の状態にあるときの姿を伝えている。その結果、一躍プログレ・ブームを巻き起こすほど広く一般に親しまれることになった。ここに収められたチューンを聴けばそれもうなずける。

「Heart of the Sunrise」は、イエスとしてはわりと地味なタイトルをもつ曲といえそうだが(ほかの曲名、たとえば「The Six Wives of Henry VIII」とか「The Fish (Schindleria Praematurus)」、あるいは「Total Mass Retain」と比べてみて頂きたい)、バンドの演奏は最高に熱い。
中心となるのは、ジョン・アンダーソンのファルセットかと思うほどに高く伸びる声だ。リック・ウェイクマンの目もくらむばかりに壮大なシンセサイザー・サウンドは、全体のサウンドの基調となっているという以上に、ロジャー・ディーンによる不可思議なカヴァー・アート(CD2枚組となった今回のリイシューでは、そのほとんどが縮小あるいは削除されている)と視覚的に響き合うところが多かった。

『Yessongs』が発表されたのはマーシャル・スタックス(ギター・アンプ)が全盛だった時代とあって、イエスは過剰なまでのハーモニー&メロディーと考え抜かれた複雑な構成の両立を楽々となしとげた。「Roundabout」は当時のイエスの最大のヒット曲。ここでは原曲に忠実に再現されている。残りは1970年代らしいやり方で――ライト・ショーやら視覚的なステージ演出やらを総動員して――楽しむべき曲だ。

プログレ・ブームは数年で一段落し、入れ替わりにパンクの影響を受けたアート・ロックが台頭して、時代の流れを建物や食べ物についての歌(トーキング・ヘッズの『More Songs About Buildings and Food』)へと向けさせた。イエスは『Yessongs』でピークを迎えており、それらの歌よりもずっと壮大な内容(シベリアとか黙示録とか)を歌っている。
だが、本作が当時を代表する名ライヴ・アルバムのひとつであることに異論はないだろう。1998年のヒップな映画『バッファロー'66』のサウンドトラックに使われたことに象徴されるように、少なくとも1曲のハイ・テンションなイエス・ソング(「Heart of the Sunrise」)は、1990年代につくられたドラマの中でも違和感を感じさせないだけの現代性をもっているのだ。
(Andrew Bartlett, Amazon.com)

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2007年07月22日

Keys to Ascension / Yes 4

Keys to Ascension



Yes - America

ジョン・アンダーソン
クリス・スクワイア
スティーヴ・ハウ
リック・ウェイクマン
アラン・ホワイト

[曲目リスト]
disk1
Siberian Khatru [Live]
Revealing Science of God [Live]
America [Live]
Onward [Live]
Awaken [Live]

disk2
Roundabout [Live]
Starship Trooper [Live]
Be the One
That, That Is

1996年 10月

「トーク」がリリースされた後、セールスやバンドでの人間関係がうまく行かなくなっていった等様々な理由からトレヴァー・ラビンが脱退、さらにビクトリー・ミュージックとの契約が終わり、トニー・ケイも脱退した。代わって加入したのが、トレヴァー・ラビンとの不仲が公然の事実だったスティーヴ・ハウとリック・ウェイクマンで、海洋地形学の物語や究極を作ったメンバーが再結集した形になった。

このメンバーによって制作された本アルバムは、2枚組で全9曲、うち7曲が1996年のカリフォルニア州サン・ルイス・オビスポでの3日間の演奏から選別/収録したライブ音源、残り2曲が新曲である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Keys to Ascension
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2007年07月16日

トーク - Talk / Yes 4

Talk

[曲目リスト]
1. Calling
2. I Am Waiting
3. Real Love
4. State of Play
5. Walls
6. Where Will You Be
7. Endless Dream: Silent Spring [Instrumental]
8. Endless Dream: Talk [*]
9. Endless Dream: Endless Dream

1994 (全英20位・全米33位)


低迷していたイエスを甦らせた、トレヴァー・ラビンが参加する最後の作品。

ポップで綺麗な曲が多い、プログレ初心者にも聞きやすい。名曲とも言える、ラストの「エンドレス・ドリーム」以外は、シンプルなリズムと美しい美声がフィットした展開になっている。

この時期のイエスは商業的だとか言われるが、至る所にプログレの要素が含まれており、また、苦悩の様子も伺えるような気もする。。。


Talk


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2007年07月03日

Union / イエス 3



Union

[曲目リスト]
1. I Would Have Waited Forever
2. Shock to the System
3. Masquerade
4. Lift Me Up
5. Without Hope You Cannot Start the Day
6. Saving My Heart
7. Miracle of Life
8. Silent Talking
9. More We Live/Let Go
10. Angkor Wat
11. Dangerous (Look in the Light of What You're Searching For)
12. Holding On
13. Evensong
14. Take the Water to the Mountain
15. Give & Take [*]


1991

ジョン・アンダーソン率いるABWHとクリス・スクワイア率いるイエスを合体させた統一イエス8人組の新作。ABWH組とイエス組に分かれた二元録音らしいが,アンダーソンの歌が両派を繋いでいる。『閃光』よりも元祖イエスに近いプログレな曲が多い。
しかし、久しぶりにイエス復活という期待感からか、コアなファンからすると、がっかり感が否めない佳作である。



Union


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2007年07月01日

閃光 / アンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ 4

閃光(紙ジャケット仕様)
閃光(紙ジャケット仕様)


1989

[曲目リスト]
1. テーマ~(i)サウンド~(ii)セカンド・アテンション~(iii)ソウル・ウォーリアー
2. フィスト・オブ・ファイアー
3. ブラザー・オブ・マイン~(i)ビッグ・ドリーム~(ii)ナッシング・キャン・カム・ビトゥイーン・アス~(iii)ロング・ロスト・ブラザー・オブ・マイン
4. バースライト
5. ザ・ミーティング
6. クァルテット~(i)アイ・ワナ・ラーン~(ii)シー・ギヴズ・ミー・ラヴ~(iii)フー・ワズ・ザ・ファースト~(iv)アイム・アライヴ
7. テックボイズ
8. オーダー・オブ・ザ・ユニバース~(i)オーダー・テーマ~(ii)ロック・ギヴズ・カリッジ~(iii)イッツ・ソー・ハード・トゥ・グロウ~(iv)ザ・ユニバース
9. レッツ・プリテンド


1989年にリリースされた元イエスメンバーの「イエス」と名乗れないバンドの作品。当時トレバーラビンの在籍する「90125イエス」が存在し、「ビッグジェネレーター」リリース後にジョンアンダーソンが脱退。
そして本作をイエス名義でリリースしようとしたが、クリススクワイアが在籍する「90125イエス」と対立。裁判で争うまでになり、結局ジョンは敗訴となった。
悩んだ末にバンド名を、「アンダーソン、ブラフォード、ウエークマン、ハウ」でリリースした。
しかし,クリス率いるバンドより,オリジナルに近いのはこちらだろう。リックのキーボードも冴え渡り、ジョンの美声が響き渡る。


閃光


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2007年05月06日

Big Generator/ YES 4

Big Generator


1987

[曲目リスト]
Rhythm of Love
Big Generator
Shoot High Aim Low
Almost Like Love
Love Will Find a Way
Final Eyes
I'm Running
Holy Lamb (Song for Harmonic Convergence)

[メンバー]
ジョン・アンダーソン
クリス・スクワイア
トニー・ケイ
トレヴァー・ラビン
アラン・ホワイト

ロンリー・ハートと同等、もしくはそれ以上にトレヴァー・ラビンのカラーが強く、歌詞も、旧来のイエスが持つ幻想感や抽象性が乏しい。特に1曲目のリズム・オブ・ラブは、かなり直接的な内容だったため、一部のファンから顰蹙を買った。

セールス面で成功しなかった事が伺えるこのアルバムを含めたバンドの在り様に失望したジョン・アンダーソンが脱退し、黄金期のイエスの復活を求めてアンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウを結成、閃光をリリースする事になる。

Big Generator


2007年03月21日

Drama/Yes 4

Drama

Yes - Drama (USA)
Yes - Drama

1980

[曲名リスト]
1.マシーン・メシア Machine Messiah
2.白い車 White Car
3.夢の出来事 Does It Really Happen?
4.レンズの中へ Into The Lens
5.光を越えて Run Through The Light
6.光陰矢の如し Tempus Fugit

レコーディング・メンバー
トレヴァー・ホーン Vocals,Fretless Bass(Run Through The Lightのみ)
スティーヴ・ハウ Guitars,Vocals
クリス・スクワイア Bass,Vocals,Piano(Run Through The Lightのみ)
アラン・ホワイト Drums,Perc
ジェフ・ダウンズ Keyboards

イエス名義のアルバムの中で、唯一ジョン・アンダーソンがボーカルを担当していない作品でもある。

この前作トーマトから、イエスは音楽的にも人間関係も不調となり、ジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンが脱退した。残されたクリス・スクワイア、アラン・ホワイト、スティーヴ・ハウは、イエスを解散するか別のボーカルとキーボードを補充するかという二者選択を迫られ、その結果、同じマネージメントの中にいたバグルスのトレヴァー・ホーンとジェフ・ダウンズを引き入れる。このメンバー構成で作成された唯一のアルバムが本作である。

世の中的にはあまり評価されていないようだが、いやいや、完成されたいいアルバムである!

ジョンがいないイエス・・・と思わず聞いてみる価値あり。

Drama


2007年03月15日

トーマト Tormato / イエス 3

トーマト(紙ジャケット仕様)


1978

[曲名リスト]
1. a)輝く明日 b)歓喜
2. クジラに愛を
3. マドリガル
4. 自由の解放
5. UFOの到来
6. 天国のサーカス
7. オンワード
8. 自由の翼 ※〈紙ジャケット仕様/HDCD)

[メンバー]
ジョン・アンダーソン Vocals
スティーヴ・ハウ Guitars,Vocals
クリス・スクワイア Bass,Vocals
アラン・ホワイト Drums,Perc
リック・ウェイクマン Keyboards

音楽的には、前作のポップ路線を、更に押し進めたという印象が強い。大作と呼べる曲がまったく無く、殆どが数分で完結する小品でまとめられている。楽曲の評価は高いが、前作に較べて編曲に厚みと深みが無い、という意見が多い。

この当時、本国イギリスではパンクやニューウェーブが幅を利かせており、かつてのイエスの様な緻密に積み上げた大作は時代遅れ、という認識が広がっていった。この後に制作される筈だったアルバムのリハーサルは低調で、結果としてジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンはイエスを脱退してしまう。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


2007年02月14日

究極(Going for the One) / イエス 4

Going for the One


1977

1. Going for the One
2. Turn of the Century
3. Parallels
4. Wonderous Stories
5. Awaken

ジョン・アンダーソン Vocals
スティーヴ・ハウ Guitars,Vocals
クリス・スクワイア Bass,Vocals
アラン・ホワイト Drums,Perc
リック・ウェイクマン Keyboards

77年発表の10作目。リック・ウェイクマンがメンバーに復帰し、それまでの構築された楽曲に加え、ハードでダイナミックな要素を積極的に取り入れターニング・ポイントとなった作品。

(2003年にCDのリマスター盤が発売された。音質の向上が図られている他、以下の7つのボーナス・トラックが追加収録されている。)

モントルーズ・テーマ
ヴェヴェイ
アメイジング・グレース
究極(リハーサル)
パラレルは宝(リハーサル)
世紀の曲がり角(リハーサル)
イースタン・ナンバーズ(アーリー・ヴァージョン)



Going for the One


2006年12月31日

イエス ディスコグラフィー 5

創作面のリーダー、ジョン・アンダーソンの哲学・世界観がその音楽に大きく影響している。アンダーソンのヴィジョンを具現化させるため、あるいはそれに同調できないメンバーもいたためか、優れた技術・センスを持つミュージシャンの出入りが激しく、不安定な活動が長年続いた。組織面でのリーダーであるクリス・スクワイアは結成当初よりグループを仕切り、アンダーソンが不在の時期もイエスを守ってきた。また、ギターのスティーヴ・ハウは途中数年のブランクはあるものの、代表曲の殆どをアンダーソンと共作しており、イエスを語る上で欠かせない人物といえる。

アルバム「Drama」でヴォーカリストとして参加し、再結成時にはプロデューサーとして大きく貢献したトレヴァー・ホーン、'80年代に音楽的イニシアティヴを握り、イエス再結成を驚くべきものにしたトレヴァー・ラビンの存在も、賛否が別れるところではあるが評価に値するだろう。

'80年代末期から'90年代にかけて旧メンバーをも巻き込んでの分裂、融合、再編成など迷走が続いたが、現在は'70年代中〜後期のメンバーで落ち着き、穏やかに活動を続けている。

イラストレーターのロジャー・ディーンが幻想的なアルバム・ジャケット、バンド・ロゴ、ステージ・デザインなど多くを手がけ、彼の作品とイエスの音楽は切り離せない、と言えるほど密接な関係にある。


スタジオ・アルバム

1969 イエス・ファースト・アルバム - Yes
1970 時間と言葉 - Time And A Word  (全英45位)
1971 サード・アルバム - The Yes Album  (全英7位・全米40位)
1972 こわれもの - Fragile  (全英7位・全米4位)
1972 危機 - Close To The Edge  (全英4位・全米3位)
1973 海洋地形学の物語 - Tales From Topographic Oceans(全英1位・全米6位)
1974 リレイヤー - Relayer  (全英4位・全米5位)
1977 究極 - Going For The One  (全英1位・全米8位)
1978 トーマト - Tormato  (全英8位・全米10位)
1980 ドラマ - Drama  (全英2位・全米18位)
1983 ロンリー・ハート - 90125  (全英16位・全米5位)
1987 ビッグ・ジェネレイター - Big Generator  (全英17位・全米15位)
1989 閃光 - Anderson Bruford Wakeman Howe
    (アンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ)

1991 結晶 - Union  (全英7位・全米15位)
1994 トーク - Talk  (全英20位・全米33位)
1996 キーズ・トゥ・アセンション - Keys To Ascension
    (ライヴ&スタジオ・レコーディング)  (全英48位・全米99位)

1997 キーズ・トゥ・アセンション2 - Keys To Ascension2
    (ライヴ&スタジオ・レコーディング)  (全英62位)

1997 オープン・ユア・アイズ - Open Your Eyes  (全米151位)
1999 ラダー - The Ladder  (全英36位・全米99位)
2001 マグニフィケイション - Magnification  (全英71位・全米186位)

ライヴ・アルバム

1973 イエス・ソングス - Yessongs  (全英7位・全米12位)
1980 イエス・ショウズ - Yesshows  (全英22位・全米43位)
1985 9012ライヴ - 9012Live : The Solos  (全英44位・全米81位)
1993 イエス・ミュージックの夜(ABWH) - An Evening of Yes Music Plus
1997 BBCセッション1969〜1970 サムシングズ・カミング -
    Yes BBC Sessions1969-1970 Something's Coming
2000 ハウス・オブ・イエス - House of Yes~Live from House of Blues 
    (全英36位・全米99位)
2005 ライヴ・イヤーズ - The Word Is Live

コンピレーション

1975 イエスタデイズ - Yesterdays  (全英27位・全米17位)
1981 クラシック・イエス - Classic Yes(ベスト+ライヴ・シングル) 
    (全米142位)
1991 イエス・イヤーズ - Yesyears(ボックス・セット)
1992 イエス・ストーリー - Yesstory
1993 ベリー・ベスト・オブ・イエス - The Very Best of Yes
2002 ヒストリー・ボックス - In a Word(ボックス・セット)
2003 アルティメット・イエス - The Ultimate Yes  (全英10位・全米131位)
2004 (Re)Union - (Re)Union

その他

1993 シンフォニック・イエス - Symphonic Music of Yes
  (Prd.アラン・パーソンズ/演奏.ロンドン・フィル、アンダーソン、ハウ、ブラッフォード)
1995 イエス・トリビュート - V.A./Tales from Yesterday
   (バンクス、ハウ、モラーツ参加)
1998 イエス・フレンズ&レラティヴズ - Yes,Friends & Relatives
2001 イエス・フレンズ&レラティヴズ2 - Yes,Friends & Relatives Vol.2
2003 イエス・リミックス - Yes Remixes(リミックス/ザ・ヴァージ)


ビデオソフト

ベスト・オブ・ミュージック・ラーデン・ライヴ (1969/1971年のテレビ出演ビデオ)
イエスソングス (1972年のライブ)
ライブ 1975 (1975年のライブ・当初は1タイトル。その後Vol.1とVol.2に分割)
ライブ・イン・フィラデルフィア (1979年のライブ)
9012ライブ (1984年9月のライブ)
イエス・ミュージックの夜 (ABWH名義・1989年のライブ)
イン・ザ・ビッグ・ドリーム (ABWH名義・インタビューとビデオ・クリップとライブ)
イエスショウズ91 (1991年8月8日のライブ)
イエスイヤーズ (1991年発売のドキュメントビデオ)
暦 (1991年発売のビデオ・クリップとインタビュー)
キーズ・トゥ・アセンション Vol.1 / Vol.2 (1996年のライブ)
ハウス・オブ・イエス (1999年10月のライブ)
シンフォニック・ライブ (2001年11月のライブ)
Yes Acoustic (2004年1月20日のライブ)
イエススピーク (2004年発売の35周年記念ドキュメントビデオ)

ソフトの発売時期によって、テープ/LD/DVD等、収録メディアに差異がある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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「♪カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂〜♪」初めてテレビに登場したのは昭和37年です。「電話は2番」になったのは、「肉は1番、電話は2番」と宣伝して、その味と共に評判になっている大阪のすき焼きの宣伝文句にヒントを得ました。カステラの文明堂は明治33年に長崎の地で創業しました


2006年10月11日

ロンリー・ハート - 90125 / Yes (全英16位・全米5位)

ロンリー・ハート


ロンリー・ハート (90125) は、1983年に発表されたイエスのアルバム。それまでのプログレッシブなサウンドとは打って変わり、ポップな作風である。ちなみに原題の「90125」という数字は、ただの発売当時のレコードの品番であり、深い意味はない。

このアルバム発表時のメンバーは、ジョン・アンダーソン(ヴォーカル)、クリス・スクワイア(ベース)、トレヴァー・ラビン(ヴォーカル、ギター)、アラン・ホワイト(ドラムス)、トニー・ケイ(キーボード)の5人。そして、プロデュースはトレヴァー・ホーンが手掛けている。

メンバー・チェンジ〜解散〜新バンド「シネマ」結成を経て、再びイエス名義での活動が再開した。しかし、その再開の経緯や音楽性などから、本作をイエスとは認めないファンも多い。また、ロジャー・ディーンによるイエスのロゴマークがなくなり、簡素なアルバム・ジャケットになっているという点もファンからの評判はよくない。

何と言ってもプロデューサーのトレヴァー・ホーンの存在が大きい。イエスの代表作『こわれもの』(1972年)、『危機』(1972年)とは大きくサウンドが異なる。ポップなモダン・ロックに仕上がっており、歌詞も複雑で抽象的なものではなくなっている。その象徴的な楽曲が、アルバムの邦題にもなっている「ロンリー・ハート」である。この曲は、現在のところイエス唯一の全米ビルボード・チャート1位を獲得し、アルバムのヒットを牽引した。

いかにも80年代的な産業ロックと呼ぶにふさわしい作品であり、イエスの数あるアルバムの中で最も売れたのも『ロンリー・ハート』である。この成功を受けて、次作『ビッグ・ジェネレイター』(1987年)も同じ音楽性を打ち出したが、セールス的にはそれほど成功しなかった。

【収録曲】
Owner Of A Lonely Heart
Hold On
It Can Happen
Changes
Cinema
Leave It
Our Song
City Of Love
Hearts

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2006年07月05日

リレイヤー - Relayer /Yes 5

イエスの7作目のスタジオ録音アルバム。 メンバーはジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ、クリス・スクワイア、パトリック・モラーツ、アラン・ホワイトの5人。

Relayer


1974 (全英4位・全米5位)

錯乱の扉 (21:55)
サウンド・チェイサー (9:25)
トゥ・ビー・オーヴァー (9:08)

[経緯]

1974年の2月には既に構想が固まっていたようである。6月にリック・ウェイクマンが脱退した後、本作のリハーサルは7月には始まっており、新加入のパトリック・モラーツが合流したのは8月に入ってからとされている。

[内容]

危機と同じA面1曲/B面2曲という構成になっており、前作の海洋地形学の物語とは違ったコンセプトに基づいて構成されている。前作がヒンドゥー教に基づいた幻想的な世界観から起草されていたのに対し、戦争と平和という、かなり現実的な問題をテーマにしている。演奏や音色の方向性もアグレッシブなものを使用しており、パトリック・モラーツが心酔しているジャズやラテン音楽の要素もかなり色濃く出ている。

また、シンフォニックな印象が後退し、即興演奏の要素が前面に出ている。スティーヴ・ハウがサウンド・チェイサーで長いギター・ソロ(それもかなりハードな音色のエレキ・ギター)を演じている点も注目に値する。

[評価]

人気者のリック・ウェイクマンが脱退してしまった上に、メロディ・ラインやハーモニーに無調の感覚が多かった事もあって、発売からしばらくの間は評価が低かった。だが、現在は本作を危機と同等の傑作だと評する者も少なからず存在する。趣味の問題は別にして、演奏や編曲の完成度は非常に高く、編集も優れている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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2006年06月27日

海洋地形学の物語 - Tales From Topographic Oceans /Yes 4



海洋地形学の物語

1973   (全英1位・全米6位)

海洋地形学の物語(Tales from Topographic Oceans)は、イエスの通算7作目、スタジオ録音盤としては6作目にして初の2枚組アルバムである。 メンバーはジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ、クリス・スクワイア、リック・ウェイクマン、アラン・ホワイトの5人。

73年発表の、4つのパートからなるコンセプト・アルバム。シリーズ中唯一の実験作で、難解なメッセージとシンフォニックなサウンドの融合を試みた1枚。ピクチャー・レーベル仕様。

[収録曲]
神の啓示 (20:27)
追憶 (20:38)
古代文明 (18:34)
儀式 (21:35)

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Sony Style(ソニースタイル)

2006年06月25日

危機 - Close To The Edge/Yes 5

Close to the Edge


1972  (全英4位・全米3位)

危機 Close to the Edge (18:50)
  着実な変革 The Solid Time of Change
  全体保持 Total Mass Retain
  盛衰 I Get Up I Get Down
  人の四季 Seasons of Man

同志 And You And I (10:09)
  人生の絆 Cord of Life
  失墜 Eclipse
  牧師と教師 The Preacher The Teacher
  黙示 Apocalypse

シベリアン・カトゥール Siberian Khatru (8:57)


危機(Close to the Edge)は、イエスの五作目のアルバムである。LP両面で三曲という大作主義の最初のレコードである。 メンバーはジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ、クリス・スクワイア、リック・ウェイクマン、ビル・ブラッフォードの5人。 数あるイエスのアルバムの中でも最高傑作の一つとされている。

普通なら気恥ずかしくなるようなくそ真面目なタイトルを曲につけるのがイエスだ。変革だとか危機だとか。彼らがつけると何故だかマジメに見える。で,マジメな音楽集団が14年前に録音したのがこれ。プログレッシブ・ロックの拡大空間ここに極まれりと。

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2006年05月29日

こわれもの - Fragile/イエス 5

こわれもの(Fragile)は、イギリスのプログレッシブ・ロックバンド、イエスの4枚目のアルバム。
デヴィッド・ボウイ、T.レックス、ブラック・サバスなど多くのレコーディングに参加し、ストローブスのメンバーとしても注目を浴びていたリック・ウェイクマンが加入した。後に黄金期メンバーと呼ばれるラインナップになった最初の作品で、数あるイエスのアルバムの中でも最高傑作の一つとされている。

アンサンブルと各メンバーのソロ曲が絶妙に配置されており、ひとつの作品として見事に構成されている。ソロ曲は以下の通り。

リック・ウェイクマンがブラームスの交響曲第4番第3楽章をキーボードで多重録音した「キャンズ・アンド・ブラームス」。

ジョン・アンダーソンがやはりヴォーカルの多重録音をした「天国の階段」。

ビル・ブラッフォード作曲の「無益の5%」は32小節の小曲で、バンド演奏をしている。このタイトルは、前任のマネージャーに支払い続けなければならないロイヤリティについての皮肉。

クリス・スクワイアの「フィッシュ」は7拍子の曲で、「遥かなる思い出」とメドレー形式になっている。タイトルはスクワイアのあだ名で、その由来は彼が長湯(という言い訳)をしてしょっちゅう遅刻し、バンドのスケジュールを狂わすところから来ている。

スティーヴ・ハウの「ムード・フォア・ア・デイ」は、前作での「クラップ」に続くアコースティック・ギター・ソロ。今回はフラメンコタッチの演奏をしている。

アンサンブルでは「ラウンドアバウト」「燃える朝焼け」というイエスを代表する2曲と、それらに埋もれがちではあるが優れた小品「南の空」「遥かなる思い出」が収められている。 「ラウンドアバウト」はシングルカットされ、大ヒット。プログレという枠だけでなく1970年代ロックを代表する名曲として認知されている。

1972   (全英7位・全米4位)

収録曲
Side-A
ラウンドアバウト Roundabout  (Anderson - Howe)
キャンズ・アンド・ブラームス Cans and Brahms (Brahms)
天国の階段 We Have Heaven (Anderson)
南の空 South Side of the Sky  (Anderson - Squire)
Side-B
無益の5% 5% for Nothing  (Bruford)
遥かなる思い出 Long Distance Runaround  (Anderson)
フィッシュ Fish  (Squire)
ムード・フォア・ア・デイ Mood for A Day  (Howe)
燃える朝焼け Heart of the Sunrise  (Anderson - Squire - Bruford)

リマスター盤
2003年にCDのリマスター盤が発売された。音質の向上が図られている他、「アメリカ」と「ラウンドアバウトのアーリー・ラフ・ミックス版」が追加収録されている。

DVD-audio盤
2006年現在、全盛期である1970年代のイエスの作品の中で、唯一DVDオーディオ化されている(それ以外では、2001年にリリースされたマグニフィケイションがDVDオーディオ化されている)。マルチトラックから5.1chでリミックスされ、さらに96Khz/24bitでマスタリングされているので、CDとは次元の違う高音質で聴く事が出来るが、かなり高性能のオーディオ装置を使わないと、逆にバランスが悪くなる事例も報告されているので、別物として捉えるべきだという意見が多い。ボーナス・トラックとして「アメリカ」が収録されている。尚、ドルビーデジタルやdts音声も収録されているので、DVDオーディオに対応していないプレイヤーでも再生は可能。

レコーディング・メンバー
ジョン・アンダーソン Vocals
スティーヴ・ハウ Guitars,Vocals
クリス・スクワイア Bass,Vocals
ビル・ブラッフォード Drums,Perc
リック・ウェイクマン Keyboards

こわれもの


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2006年05月28日

サード・アルバム - The Yes Album/イエス 4

ザ・サードアルバム(The Yes Album)はイギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、イエスの3枚目のアルバム。
この作品の時期、あらゆる面でイエスの基盤が出来上がったといえる。まず、デビュー以来初めてのメンバー・チェンジを経験し、その後のイエス・サウンドに多大な影響を及ぼす事になるギタリスト、スティーヴ・ハウが加入。そして前作でエンジニアとして参加したエディ・オフォードがバンドとの共同プロデューサーとなり、「第6のメンバー」と呼ばれるほどにスタジオ・ワークでの重要な役割を担う事となった。更にマネージャーに敏腕ブライアン・レーンを迎え、ビジネス面での後押しが強化された。

象徴的に、初めて作曲者クレジットがバンド名義となった「ユアーズ・イズ・ノー・ディスグレイス」でアルバムは幕を開ける。曲の基本構造は同じテーマの繰り返しでしかないが、それをアカペラ、疾走感のあるロック、ウォーキング・ベースでジャズっぽく、アコースティック・ギターでフォークというように様々な色彩をもって聴かせ、10分近い長さを感じさせない。この曲はベトナム戦争に赴く若者達を思って書かれたものだ。

続くハウのお披露目となったアコースティック・ギター・ソロ「クラップ」はライヴ録音で、彼が敬愛してやまないナッシュビル・ギターの名人チェット・アトキンスの影響を素直に表現したカントリー・ピッキングの技巧が聴ける。(原題「The Clap」は誤植。これでは俗語で「淋病」の意味になる。本来は冠詞「The」を付けず「Clap = 拍手」)

初の組曲形式を取った「スターシップ・トゥルーパー」は、アンダーソンとスクワイアの曲を結合させ、ハウの壮大な3コード・ソロをエピローグに添えた大作。

「アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル」はトラディショナルな前半、ワイルドなシャッフルの後半と、極端なコントラストが印象的な小組曲。ライヴ映えする、代表曲の一つ。前半の「ユア・ムーヴ(邦題:心の光)」はシングル・カットされスマッシュ・ヒットとなった。

「ア・ヴェンチャー」はこのアルバムの中では地味な印象で、後年のライヴでも殆ど演奏されていない。トニー・ケイがピアノ・ソロを聴かせる小品。

「パーペチュアル・チェンジ」は変拍子、対位法などの技巧が盛り込まれた、新しいイエスを印象づける作りとなっている。それと同時にジャズの影響も色濃く、その部分は前作までの名残を感じさせる。

前2作の不発で窮地に立たされていたイエスは、本作で起死回生の結果を出した。全英7位、アトランティック・レーベルの本拠地アメリカでもトップ40に入るヒットとなり、契約の続行と活動の場を大きく広げるチャンスを手にした。 しかし、オルガンとピアノに固執し、当時台頭を始めたメロトロンやモーグ・シンセサイザーの導入に消極的だったトニー・ケイは、バンドの意向に応えられず脱退していった。

30余年にも及ぶ活動に於いてメンバーも音楽性も様々に変化していったイエスだが、本作に収録された曲の大半は、いつの時代のライヴでも必ずと言っていいほど演奏されてきた。それはイエス・サウンドが確立された最初の作品として、バンドにもファンにも大きな存在であり続けるからだろう。

1971  (全英7位・全米40位)

収録曲

Side-A
ユアーズ・イズ・ノー・ディスグレイス Yours is no Disgrace (Yes)
クラップ The Clap (Howe)
スターシップ・トゥルーパー Starship Trooper
ライフ・シーカー Life Seeker (Anderson)
ディシルージョン Disillusion (Squire)
ワーム Würm (Howe)

Side-B
アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル I've Seen All Good People
ユア・ムーヴ Your Move (Anderson)
オール・グッド・ピープル All Good People (Squire)
ア・ヴェンチャー A Venture (Anderson)
パーペチュアル・チェンジ Perpetual Change (Anderson - Squire)

レコーディング・メンバー

ジョン・アンダーソン Vocals
スティーヴ・ハウ Guitars,Vocals
クリス・スクワイア Bass,Vocals
ビル・ブラッフォード Drums,Perc
トニー・ケイ Keyboards

The Yes Album


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時間と言葉 - Time And A Word/イエス 3

時間と言葉(Time and a Word)はイギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、イエスのセカンド・アルバムである。
当時のロック・シーンの潮流にアート指向と呼べるものがあり、その一手段としてクラシックとの融合という実験が既に幾つかのバンドで行われていた。イエスもそれに倣うように本作品でオーケストラを導入し、ロック・ミュージックとの調和を試みている。といっても彼らの場合、クラシック音楽を再解釈/再構築するというような敷居の高いものではなく、管弦楽を使っての引用も映画音楽からのものだ。

前作に引き続きカヴァー曲を2曲収録、ウッドストック出演でも知られているフォーク・シンガー、リッチー・ヘイヴンスの「チャンスも経験もいらない」では、西部劇映画「大いなる西部」のテーマ曲が大々的に使用されている。それは、ヘイヴンスの原曲よりもそちら側に耳を奪われるほどである。スティーヴン・スティルス、ニール・ヤングらを擁したバッファロー・スプリングフィールドの「エヴリデイズ」は、静と動のコントラストを強調したアレンジがなされている。

本作品ではジョン・アンダーソンが前作以上にイニシアティヴを握り、オリジナルの殆どは彼のペンによる。またアンダーソンが以前在籍していた「ウォリアーズ」の元メンバー、デイヴィッド・フォスター(プロデューサー/作曲家として有名な人物とは同名異人)が「スウィート・ドリームス」「時間と言葉」の共作者としてクレジットされている。

ファーストの延長線上にありながら、オリジナル曲のクオリティもカヴァー曲のアレンジも着実に進歩しているが、管弦楽とバンド演奏がアンバランスな部分もある。 オーケストラの導入に否定的だったピーター・バンクスはプロデューサーと折り合わず、最終ミックスでギター・パートを大幅に削られてしまった。他のメンバーに彼を解雇するよう吹き込んだのもプロデューサーだったという話もあり、その真偽はどうあれ、結果としてバンクスは本作品のリリースを待たずにイエスを去った。そのような経緯と、オリジナル盤では女性のヌードが描かれていた事もあって、アメリカ盤のアルバム・ジャケットはスティーヴ・ハウが加わった後のバンド写真が使われている。

1970  (全英45位)

収録曲
Side-A
チャンスも経験もいらない No Opportunity Necessary, No Experience Needed (Havens)
ゼン Then (Anderson)
エヴリデイズ Everydays (Stills)
スウィート・ドリームス Sweet Dreams (Anderson - Foster)
Side-B
予言者 The Prophet (Anderson - Squire)
澄みきった日々 Clear Days (Anderson)
星を旅する人 Astral Traveller (Anderson)
時間と言葉 Time and a Word (Anderson - Foster)

レコーディング・メンバー
ジョン・アンダーソン Vocals
クリス・スクワイア Bass,Vocals
ビル・ブラッフォード Drums,Perc
トニー・ケイ Keyboards
ピーター・バンクス Guitars,Vocals

時間と言葉
時間と言葉(EXPANDED&REMASTERED)


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ファースト・アルバム - Yes/イエス 4

ファースト・アルバム(Yes)は、イギリスのプログレッシブ・ロックバンド、イエスのデビュー・アルバムである。 英国のロック・バンドとして初めて、R&Bの老舗、米アトランティック・レーベルと契約を交わした事や、当作品に掲載された英メロディ・メイカー誌の記者のレビューからも、当時、彼らが如何に注目されていたかが伺い知れる。しかし、そんな業界内での期待とは裏腹に大きなリアクションもなく、彼らより後に同レーベルと契約を交わした英国バンド、レッド・ツェッペリンに水をあけられるなど、本作品の結果は華々しいと言えるものではなかった(デビュー作のリリースはツェッペリンの方が先)。

サイケデリックなフォーク・ロックといった趣の音楽で、厚みのあるコーラスとグルーヴ感のあるオルガン、ソロ・パートなどで顕著なジャズの影響が印象的な作品。リズム・セクションは既にバンドのトレードマークとなるほどの個性があり、ギターはウェス・モンゴメリからピート・タウンゼントまでを自由に往来するような振幅の広さがある。オリジナル曲の全てにジョン・アンダーソンとクリス・スクワイアのどちらか、或いは両方が関わっている。ジャズ・サックス奏者の名前をそのまま曲名にした「ハロルド・ランド」は、ビル・ブラッフォードのアイディアも取り入れられている。また、「ビヨンド・アンド・ビフォア」「スウィートネス」に、イエスの前身「メイベル・グリアーズ・トイショップ」のギタリスト、クライヴ・ベイリーが共作者としてクレジットされている。バーズの「アイ・シー・ユー」、ビートルズの「エヴリ・リトル・シング」といったカヴァー曲では、大胆なアレンジでの再構築が聴ける。

バンド名と本作ジャケットのロゴ案は、ピーター・バンクスによるもの。

1969

収録曲
Side-A
ビヨンド・アンド・ビフォア Beyond and Before (Squire - Bailey)
アイ・シー・ユー I See You (McGuinn - Crosby)
昨日と今日 Yesterday and Today (Anderson)
ルッキング・アラウンド Looking Around (Anderson - Squire)
Side-B
ハロルド・ランド Harold Land (Anderson - Squire - Bruford)
エヴリ・リトル・シング Every Little Thing (Lennon - McCartney)
スウィートネス Sweetness (Anderson - Squire - Bailey)
サヴァイヴァル Survival (Anderson)

レコーディング・メンバー
ジョン・アンダーソン Vocals
クリス・スクワイア Bass,Vocals
ビル・ブラッフォード Drums,Perc
トニー・ケイ Keyboards
ピーター・バンクス Guitars,Vocals

ファースト・アルバム


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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カステラの文明堂は明治33年に長崎の地で創業しました


Yes 関連アーティスト/バンド

直接的な関連

GTR (エイジアの後、スティーヴ・ハウが結成に参加)
U.K. (ビル・ブラッフォードが結成に参加)
XYZ、シネマ(80'sイエスの前身)
アンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ (イエスの別動バンド)
ヴァンゲリス(ジョン・アンダーソンが「天国と地獄」にゲスト参加)
エイジア (スティーヴ・ハウとジェフ・ダウンズが結成に参加)
キング・クリムゾン (ジョン・アンダーソンが「リザード」にゲスト参加/ビル・ブラッフォードが移籍)
ジョン・アンド・ヴァンゲリス(1979年以降のジョン・アンダーソン参加ユニット)
ストロウブス (リック・ウェイクマンの移籍元)
デビッド・ボウイ (大学時代のリック・ウェイクマンがセッション参加)
バグルズ (トレヴァー・ホーンとジェフ・ダウンズの移籍元)
バジャー (トニー・ケイが最初に脱退した直後に結成したバンド)
プラスティック・オノ・バンド (セッション・マン時代のアラン・ホワイトがツアーに参加)
フラッシュ (脱退後のピーター・バンクスが結成したバンド)
T・レックス (大学時代のリック・ウェイクマンがセッション参加)
ムーディー・ブルース (脱退後のパトリック・モラーツが一時在籍)
ラビット (トレヴァー・ラビンが地元の南アフリカで在籍)
リフュジー (パトリック・モラーツの移籍元)
ワールド・トレイド (ビリー・シャーウッドが元在籍)

間接的な関連

TOTO (「オープン・ユア・アイズ」に参加したスティーヴ・ポーカロが元在籍)
エディー・ジョブソン (80'sイエスのリハーサルに参加)
エマーソン・レイク・アンド・パーマー (エディー・オフォードが録音エンジニアとして参加)
サイモンとガーファンクル (「アメリカ」の作者ポール・サイモンが在籍したグループ)
ピンク・フロイド (シンフォニック・イエスのアラン・パーソンズが録音エンジニアとして参加)
レッド・ツェッペリン (XYZのリハーサルに参加したジミー・ペイジが元在籍)

リスペクト(イエスのメンバーから他のアーティストに対して)

エディ・コクラン (ジョン・アンダーソンがアマチュア時代にレパートリーにしていた)
エルビス・プレスリー (スティーブ・ハウが影響をうけたと告白)
クリフ・リチャードとザ・シャドウス (トレヴァー・ラビンが子供時代に好んで聴いていた)
カウント・ベイシー (トニーケイがアマチュア時代にレパートリーにしていた)
クロスビー・スティルス&ナッシュ(&ヤング)(初期のイエス作品に影響が見られる)
ジャック・ブルース (クリス・スクワイアが影響をうけたと告白)
スコッティ・ムーア (ビル・ブラッフォードが影響をうけたと告白)
セロニアス・モンク (ビル・ブラッフォードがアマチュア時代にレパートリーにしていた)
デューク・エリントン (トニーケイがアマチュア時代にレパートリーにしていた)
ザ・ナイス (イエス結成前にジョン・アンダーソンが加入を志願)
ザ・フー (クリス・スクワイアとピーター・バンクスが、ファンであると告白)
ビル・ヘイリー (スティーヴ・ハウがロックに目覚めたきっかけと告白)
ロニー・ドネガン (ジョン・アンダーソンがロック(スキッフル)に目覚めたきっかけと告白)

リスペクト(他のアーティストからイエスに対して)

グラス・ハマー (中心メンバーがイエス・ファン。最新作で念願がかなってロジャー・ディーンにジャケットを描いて貰った。)
スター・キャッスル (サウンドにイエスの影響があると言われている)

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Yes 歴代メンバー

歴代メンバー


ジョン・アンダーソン - Jon Anderson(vo)
クリス・スクワイア - Chris Squire(b/vo)
ビル・ブラッフォード - Bill Bruford(ds)
ピーター・バンクス - Peter Banks(g/vo)
トニー・ケイ - Tony Kaye(key)
スティーヴ・ハウ - Steve Howe(g/vo)
リック・ウェイクマン - Rick Wakeman(key)
アラン・ホワイト - Alan White(ds)
パトリック・モラーツ - Patrick Moraz(key)
トレヴァー・ホーン - Trevor Horn(vo/b)
ジェフリー・ダウンズ - Geoffrey Downes(key)
トレヴァー・ラビン - Trevor Rabin(g/vo/key)
ビリー・シャーウッド - Billy Sherwood(key/g/vo)
イゴール・コロシェフ - Igor Khoroshev(key)

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Yes 音楽性と活動の変遷 【〜現在】/イエス

8人ツアーで人気復調のピークを迎えたイエスだったが、それと同時に一連の騒動に嫌気が差したのはメンバーを含めた関係者だけでなく、多くのファンも同じ思いであった。 傑作と前評判の高かった「トーク」も、既にメイン・ストリームで闘えるだけのものを失っていた。この時のメンバー構成(アンダーソン、スクワイア、ケイ、ホワイト、ラビン)を進言したのは新たに所属したヴィクトリー・レーベルのフィル・カーソン(彼は以前アトランティック・レコードに所属し、イエスを初期からサポートしていた)だったのだが、その判断はABWHとユニオン・イエスの成功の理由を見誤っていたと思われる。その後ヴィクトリーを離れスティーヴ・ハウとリック・ウェイクマンが復帰、黄金期復活と謳った「キーズ・トゥ・アセンション〜イエス完全復活(1996年)」、「キーズ・トゥ・アセンション2(1997年)」は、ライヴとスタジオ作品を混在させたプロジェクトで、スタジオ・テイクに往年の雰囲気が多少感じられるものの、修正を施されたライヴ・テイクはいまひとつの内容であった。

定石通り、アルバム発表後にツアーが予定されたが、マネージメントの変更を検討していためスケジュールがなかなか決まらず、当時マン島に在住していたウェイクマンがスケジュールを知ったのは、ソロ・ツアーのために渡米した3月であり、既にソロ活動のスケジュールが決められた後だった。ウェイクマンはそうしたことに嫌気が差し、スクワイアやハウの引き止めもむなしく脱退してしまう。5月に入り、ウェイクマン脱退が正式に発表され、ツアーはキャンセルとなった。

後釜のキーボード・プレイヤーを探していたイエスは、自ら売り込みにやって来たロシア出身のイゴール・コロシェフを、オーデションの末採用した。そして再度組まれた10月からのツアーに合わせて、クリス・スクワイアのソロ・プロジェクトが急遽イエスとして制作される事となり、正式メンバーとなったビリー・シャーウッドが最終ミックスダウンを行った「オープン・ユア・アイズ(1997年)」を完成させた。この作品は、「ロンリー・ハート」時のような衝撃こそないものの、「キーズ・トゥ・アセンション1、2」で感じられる、姿勢としての衰えを払拭するには充分な活力がある。とはいえ、元々がスクワイアとシャーウッドのプロジェクトであったため、イエスとして出した事に疑問を投げかける声もある。

イエスとしての本領を発揮したのは、次作、名プロデューサー、ブルース・フェアバーンの遺作となった「ラダー(1999年)」であろう。70年代のイディオムである20分強の構築された曲をフルに演奏して絶頂へと導くのではなく、全11曲の小作品をドラマチックに配置するスタイルのトータル・アルバムとなっている。

イエス恒例の人事異動というべきか、その後若手2人が脱退することになる。ビリー・シャーウッドは自分の活動に専念するためで、かねてからの計画であり、円満脱退と伝えられる。一方イゴール・コロシェフの脱退は、公式見解はなかったものの、ツアー中に二名の女性警備員へ暴行事件(実際にはキスを迫ったり、首筋を噛んだりといったセクハラ的行為)を起こしたことによる解雇である。コロシェフの脱退はHPにおいてもしばらく伝えられなかったことからも、イエスにとって忌避すべき事件であったのだろう。ただ、コロシェフの名誉のために付け加えれば、本件は当事者間の和解が成立し、不起訴(無罪)処分となったことを記しておく。

キーボード不在を好機と捉えたイエスは、以前から暖めていた企画であるオーケストラとの競演を柱とした作品「マグニフィケイション(2001年)」を発表する。オーケストラ・サウンドのミックスと味付けはゴージャスだが、基本的にはわかり易いポピュラーな作品で、アンダーソンとスクワイアの音楽的嗜好のルーツであるアメリカンポップスやビートルズの曲想を感じさせる好作に仕上がっている。

マグニフィケイション・ツアーを終えたイエスは、ウェイクマンの復帰を発表した。実に4回目の復帰劇である。真偽は不明だが一説によると、曲作りには参加しないツアーのみの契約であるといわれている。その後イエスは、2002年のクラシック・ツアー、2003年のフルサークル・ツアー、2004年の35周年記念ツアーと大規模なツアーを行うものの、スタジオ・レコーディングの新作を出していない。

2005年現在、イエスは「今年はツアーをやりたくない」というアンダーソンの意向を受けて、グループとしての活動を停止し、ソロ活動に専念している。雑誌のインタビューによるホワイトの発言によると、2006年春には活動を再開する予定とのことである。

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2006年05月23日

Yes 音楽性と活動の変遷 【統合〜収束】/イエス

アルバム/シングルのヒットと、ツアーの好評を受けて、ABWHはセカンド・アルバム「ダイアログ - Dialogue(未発表)」のレコーディングに入った。しかしジョン・アンダーソンは曲が揃わないという理由で、事もあろうか誰もが彼のイエス脱退の原因と考えていたトレヴァー・ラビンに曲提供を依頼した。ラビンはいぶかしながらも既に出来ていた曲のいくつかをアンダーソンに渡した。ABWHは実際には曲作りに困っていた事もなく、アンダーソンが抱いていた「よりイエスらしい自分たちがイエスと名乗れないフラストレーション」の為にラビンに接触した、というのが実情だろう。そうして2つのグループは接近し、ABWHの曲にクリス・スクワイアがコーラスとして参加、ラビン達の曲にアンダーソンが歌を入れ、イエスとしてのアルバムを完成させた。

結晶 - Union(1991年)」は正式メンバー8名、トニー・レヴィン、ビリー・シャーウッドら多くのサポートもあって完成した訳だが、ABWHのアルバムにイエスの曲を付け足しただけの、メンバーの大半が未だに嫌うような作品になってしまった。このような構成では当然アルバムの一貫性は失われ、クォリティはおざなりにイベント性だけが大きくクローズアップされる事となった。

ジュール・ベルヌの小説「80日間世界一周」をタイトルにしたツアーは、8人の歴代メンバーで敢行され、世界各地で大いに盛り上がった。衝突を起こしたばかりの2組が同じステージに上がる事自体が不可解ではあったが、メンバー達はビジネスとして割り切り、一度きりのショウとして楽しんだようだ。

来日公演直前、ビル・ブラッフォード脱退という報道がなされ、宣伝写真からも彼の姿が消えた事があったが、なんとかその危機も乗り越え1人の欠員もなくツアーを終えた。 皮肉な事にその後イエスに残ったのは、アンダーソンが見捨て「90125グループ」と見下して呼んでいたラインナップだった。ツアー中にラビンと親交を深めたリック・ウェイクマンもそのまま残るという情報だったが、スケジュールの関係で実現せず、ABWHは徒花として散っていった。

「トーク - (1994年)」は、アンダーソンとラビンが10年以上を経て、やっと互いに理解を示す努力をし、作品として昇華させたアルバムだ。しかしそれは少しばかり遅すぎたようで、ラビンはこの作品を最後にイエスを脱退、映画音楽に活躍の場を見出していった。それと同時に、オリジナル・メンバーの一人トニー・ケイも脱退し、音楽活動から引退して側面からイエスをサポートしていくと表明した(が、現在イエスを離れセッション・ミュージシャンとして細々と活動している)。

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誕生日の花は日比谷花壇で

2006年05月17日

Yes 音楽性と活動の変遷 【分裂】/イエス

1988年、日本公演を含むビッグ・ジェネレイター・ツアーが終了すると、コマーシャルなイエスに嫌気が差したジョン・アンダーソンは、バンドから離れて新たな活動を始めた。旧友のスティーヴ・ハウ、ビル・ブラッフォード、リック・ウェイクマンを呼び、「もう一つのイエス」アンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ(以下ABWH)を結成してしまった。当初、呼ばれた側はソロ・アルバムを手伝う程度の気軽さでいたようで、残された側も彼が脱退してこのような活動を始めた事にしばらく気付かず、アンダーソン以外は双方とも事態の大きさを把握していなかったようだ。

アンダーソンはトレヴァー・ラビン主導のイエスに、自分が表現者として存在する場がないと感じ、一方のラビンも自分の新たなバンドであった筈の「シネマ」がイエスと呼ばれる事に少なからず反感を抱いていた節があり、イエスとして再結成したのは、長年のファンにとってだけでなく、内部の人間にとっても不自然なのは確かであった。その結果として起きた分裂騒動は裁判沙汰にまで発展してしまったが、いずれこうなる事は避けられなかったのかもしれない。

閃光 - Anderson Bruford Wakeman Howe(1989年)」は上述の騒動と、黄金期メンバーの4/5が揃った事で大きな話題を呼んだ。ABWHの本領はライヴにあった。イエスとの係争で下された審判により、ABWHはイエスを想起させる事柄でプロモーションする事を許されなかった訳だが、彼らはツアー・タイトルを堂々と「イエス・ミュージックの夜 - An Evening of Yes Music Plus」と銘打ち、ラビンの時代には封印されていたり、異なるアプローチで演奏されていた'70年代の曲群を惜しげもなく披露した。このラインナップでの再集結は、リアルタイムで体験できなかった新しいファンにも大いに喜ばれ、特にブラッフォードの参加は様々な意味で歓迎された。まず、彼が在籍していた時期の記録作品が殆ど残っておらず(当時はイエスソングスに収録されている3曲のみだった)、彼がイエスを脱退したのは「危機」レコーディング直後だったため、彼のドラムで「危機」の曲目がライヴ演奏されたのはこれが初めてだった。更には、ブラッフォードがベーシストにトニー・レヴィンを連れてきたので(スタジオ作品にも全面参加)、キング・クリムゾンのリズム・セクションで聴けるイエスとなっていたのだ。好みは別れるだろうが、様々な音色をインプットしたエレクトロニック・ドラムを縦横無尽に操るブラッフォードと、スティックを駆使するレヴィンが繰り出す演奏は、予定調和になりかねない往年の名曲をタイトに引き締めた。クリス・スクワイアの不在を残念がる声も多かったが、それとは別の意味で意義深い人選だったといえる。

レヴィンも含め、マット・クリフォード(key)、ミルトン・マクドナルト(g)といったサポートメンバーがいた事や、アンダーソンはヴァンゲリスと、ハウはジェフ・ダウンズ、マックス・ベーコンと(エイジア、GTR時代に)共作したマテリアルを持ち寄り新曲として仕上げた事を見ても、ABWHは純粋にイエスとは言えない部分があったが、それは逆に彼らが単なる懐古趣味で集まったのではなく、オープンで前向きな意欲を持って集ったという事の表れだろう。
余談だがABWHのライヴ作品「イエス・ミュージックの夜」は、CD/映像ともにレヴィンの代役としてジェフ・バーリンが参加した時のものが使われている。

一方、本家イエスの方はワールド・トレイドのビリー・シャーウッドを加えて新たな活動を模索していた。その成果は4枚組ボックス「イエス・イヤーズ - Yesyears(1991年)に収録された「ラヴ・コンクァーズ・オール - Love Conquers All」1曲のみで、シャーウッドは1997年の「オープン・ユア・アイズ - Open Your Eyes」で正式参加するまで、自身のバンドとイエスのサポートを並行させた。


イエス・ミュージックの夜



閃光(紙)


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2006年05月14日

音楽性と活動の変遷 【再結成】/イエス

ジミー・ペイジとのXYZが暗礁に乗り上げたクリス・スクワイアとアラン・ホワイトは、南アフリカ出身のマルチ・プレイヤー、トレヴァー・ラビンとシネマを結成した。ここに至るまでに、ラビンはデモ・テープを様々なレコード会社に送りつけており、一時はエイジアに参加する可能性もあったという。スクワイアはオリジナル・メンバーのトニー・ケイをシネマに参加させたが、ケイは相変わらず新しいテクノロジーに関心が薄く、またラビンがキーボード類にも明るかった事や、プロデュースに回ったトレヴァー・ホーンがサンプラーなどの最新技術をふんだんに取り入れていた事もあって、一時脱退してしまう。そのような経緯でエディ・ジョブソン(フランク・ザッパ、ロキシー・ミュージック、U.K.他)が短期間参加というエピソードも残っている(再結成第1弾シングル「ロンリー・ハート - Owner of a Lonely Heart
Yes - Ultimate Yes - Owner of a Lonely Heart
」のプロモーション・ビデオでジョブソンの姿を確認できる)。

シネマとしてのデビュー作が完成というところで、ホーンやレーベル関係者の助言があり、スクワイアはジョン・アンダーソンに参加を要請、ケイも結局復帰し、'83年シネマはイエスとなった。

こうして完成した「ロンリー・ハート - 90125(1983年)」は、ホーンとラビンの作品と言っても過言ではないかもしれない。ハード・ロックとダンス・ミュージックに重厚なコーラス、スパイスとして変拍子を少し。硬質で洗練されたサウンドの全く新しいこの作品を、イエスたらしめている要素もしっかりと息づいている。それはスクワイアの強烈なベースと印象的なバック・コーラス、そしてアンダーソンのヴォーカルだ。シネマとしてほぼ完成していただけに、ラビンがリード・ヴォーカルを取るパートも多いが、それでもアンダーソンとスクワイアの声があればイエスになる、と証明した作品とも言えるだろう。 上述のシングルはアメリカをはじめ多くの国で1位を獲得し、イエスは再結成によって最大の成功を手にした。

3年強のブランクを経て「ビッグ・ジェネレイター - Big Generator(1987年)」をリリース。レコーディングは難航し、イタリアやアメリカにスタジオを移動して完成させた。その途中でホーンはプロデュースを降り、ラビンがその後を担った。前作以上にラビンのイニシアティヴがより全面に行き渡り、ヒットチャートを意識したコマーシャルな内容となっている。

この頃はロサンジェルスに拠点を置き、ブリティッシュ・バンド然とした印象もかなり薄れていた。発表作品は2枚のみであり実質活動期間も長くはないが、イエスとしては珍しく5年もの間メンバー・チェンジなしにバンドを運営しえた。しかしそれは、メンバーの結びつきがビジネス・ライクに徹した期間だったからであり、特にジョン・アンダーソンにとっては、イエスよりもヴァンゲリスとの絆の方が強かったと思われる。

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Yes - The Very Best of Yes - Owner of a Lonely Heart

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Yes 音楽性と活動の変遷 【解散後】/イエス

最後のメンバー達の解散後の動きには、興味深いものがいくつかある。

トレヴァー・ホーンはバグルスの2作目「モダン・レコーディングの冒険 - Adventures in Modern Recording(1981年)」に着手した。この作品にはクリス・スクワイアがサウンド・エフェクトなるクレジットで1曲にゲスト参加している。また「ドラマ」に提供した「レンズの中へ」を、バグルズ版にリ・アレンジした「アイ・アム・ア・カメラ」も収録されている。ホーンのソロ・プロジェクト色が強い作品だが、ジェフ・ダウンズもエイジアに参加するまでの短期間、手伝っている。商業的成功は前作に全く及ばず、日本では当時リリースすらされなかったが、クオリティは格段に上がっており、以後プロデューサーとして名声を得るホーンが、ミュージシャン/アーティストとして活動した最後の作品という意味でも重要な1枚である(アート・オブ・ノイズも彼のユニットとして見る事ができるが)。

クリス・スクワイア/アラン・ホワイトは、2人の名義でクリスマス・ソング「ラン・ウィズ・ザ・フォックス(1981年)」をリリースしている。 スクワイアがリード・ヴォーカルのこの曲は、ピート・シンフィールド(作詞家、初期キング・クリムゾンのメンバーとしても知られている)との共作である。

新プロジェクトをいち早く成功させていたのはスティーヴ・ハウとジェフリー・ダウンズのエイジアである。ジョン・ウェットン(元キング・クリムゾン、U.K.他)、カール・パーマー(元EL&P)とブライアン・レーンの元に集結し、ロジャー・ディーンにジャケットを描かせたところを見ても、(少なくともレーンとハウは)このプロジェクトをイエスを継承するものと位置づけていたのだろう。しかしデビュー作『詠時感〜時へのロマン』(1982年)は、かつてのイエスの成功を遥かに上回り、全米8週連続1位、全世界で1500万枚を売り上げる空前のヒットとなった。彼らは多くのポップス・ファンに歓迎される一方で、「産業ロック」と揶揄される事も少なくなかった。

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Yes 音楽性と活動の変遷 【解散】/イエス

ツアー終了後にパリで始めた新作のリハーサルが結果を残せぬまま頓挫してしまい、バンドの結束はかつてないほど弱まってしまった。結果として中心人物のアンダーソンとウェイクマンが脱退し、同じマネージメントに所属し、デビュー作「ラジオ・スターの悲劇 - The Age of Plastic(1979年)」を大ヒットさせていたエレクトロ・ポップ・デュオ、バグルスをまるごと吸収する事でイエスは蘇生したかに見えた。

新たな時代を生き抜くために、ニュー・ウェイヴそのものを呑み込んで完成させたアルバム「ドラマ - Drama(1980年)」は、ハウ、スクワイア、ホワイトのプレイも久しぶりにパワフルで、バグルズのトレヴァー・ホーン、ジェフ・ダウンズの才能も存分に発揮された作品である。発表当時から長年の間、イエスの象徴と言えるアンダーソンの不在が大きなダメージとなって不遇な扱いを受けていたが、現在はまずまずの評価を得ている。

アメリカでは好評を博した新ラインナップでのツアーも、ヨーロッパに戻ってくると惨憺たるものとなってしまい(というのは演奏の質ではなく、コアなオーディエンスの、バグルズへの拒否反応が酷かったようだ)、ツアーを終えると遂にイエスは解散してしまう。

解散への経緯は諸説ある。ハウによると、スクワイアとホワイトはジミー・ペイジとセッションを始め(XYZ = ex Yes Zeppelin:元イエスと元レッド・ツェッペリンの意)、ホーンはバグルズの新作とプロデュース業に戻り、最後に残ったのは彼とダウンズだけだった。ハウはイエスの再編も考えたが当時のマネージャー、ブライアン・レーンの助言もあってイエスを諦め、新バンド、エイジア結成へシフトした、という事だ。一方でスクワイア、ホワイトは全く逆で、エイジアに行ってしまった、という意味あいの発言をし、ホワイトに至ってはイエスは解散していない、とまで言っている。

いずれにしてもバンドが分裂した時にバグルズを吸収させたのも、エイジアを画策したのも、'70年代末すでにトレヴァー・ラビンというギタリストをスクワイア達に薦め、新生イエスの母体となるシネマ結成のきっかけをお膳立てしたのもブライアン・レーンの手腕によるところが大きく、彼はイエスの面々にとっては混乱の種のようでいて、しかし結果的には更なる成功へと導いた立役者、と言えるかもしれない。

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2006年05月13日

Yes 音楽性と活動の変遷 【後期】/イエス

パンクやニュー・ウェイヴが台頭した'70年代後半は、それまで主流を占めていたバンドには厳しい時代となった。イエスも例外ではなく、変化への意欲、試行錯誤が見て取れるのが'77年以降の活動である。ジャケット・アートを幻想絵画のロジャー・ディーンから、シュールなフォトコラージュのヒプノシスへ切り替えたところにも、彼らの意志が現れている。プロデュースもエディ・オフォードの手を放れ、バンド自身のみで行うようになった。

究極 - Going for the One(1977年)」は、イエスのスタイルでもタイトでストレートなロックは出来ると証明するかのような部分、本来のイエスらしさを良い形で凝縮した部分がバランスよく配置された、後期の佳作と言える。アンダーソンがイエスの最高傑作と言って憚らない「悟りの境地」、トップ10ヒットとなった「不思議なお話を」など、どの作品もクオリティが高い。アンダーソン/ハウ色が濃い楽曲群の中で、スクワイア1人のペンによる「パラレルは宝」は、彼が最初期から作曲家としても大きく貢献してきた事を再認識させるような力強さがある。

当初は「リレイヤー」のラインナップで、モラーツの故郷スイスで始められたアルバム制作のリハーサルだが、音楽性の相違や諸々の問題が表面化してモラーツが脱退、旧友のウェイクマンがセッション・マンとして招かれた。ただの助っ人とは思えない存在感溢れる演奏を披露したウェイクマンは、結局正式メンバーとして復帰し、レコーディングもそのままスイスで遂行された。教会のパイプ・オルガンのウェイクマンと、スタジオのメンバー達とを電話回線で同期しレコーディング、という試みも行われた。

トーマト - Tormato(1978年)」は、楽曲のコンパクト化をより推し進め、歌詞のテーマも身近で手軽なものを多く取り上げた作品となった。 ただ、前回はうまくいったセルフ・プロデュースが今回は裏目に出て、アレンジやミキシングでメンバー同士が相当に揉めたらしく、そういった結果なりの作品となっている。しかし曲ひとつひとつは素材として優れているので、状況や仕上がり次第では違った結果を導き出せたかもしれないと、つい思わせるような作品でもある。

'78年はイエス結成10周年でもあり、回転する円形ステージのライヴもこの頃に始めている。

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音楽性と活動の変遷 【中期】/イエス

イエス単体で見た場合にはライヴ動員数も膨れ上がり、音楽スタイルも自由に追求できた興味深い時期だが、ロック史に於ける重要度という点では軽んじられるのが'73年以降の活動である。それは、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックというカテゴリー全体が衰退していった時期ともシンクロする。この頃の作品は黄金期のそれと同等に、またはそれ以上に評価する声もあるが、金字塔として不動の評価を得ている「危機」などと違い、ファンの間でも賛否両論がつきまとっているのも事実である。

海洋地形学の物語 - Tales from Topographic Oceans(1973年)」は、'73年の初来日公演中に読んでいたヒンドゥー教僧侶の著書からインスパイアされたアンダーソンが、そのアイデアに賛同したハウと創り上げた叙情詩である。大作指向はエスカレートし、2枚組で全4曲という構成だ。良いメロディが多くちりばめられ、各楽器のソロパートも充実してはいるが、「忍耐を要する」「散漫」という批評もある。

この作品のコンセプトや出来そのものに不満を感じたウェイクマンは、他メンバーとのライフ・スタイルの違いからくるストレスや、自身のソロ活動の成功もあって脱退してしまう。

リレイヤー - Relayer(1974年)」は、「戦争と平和」(トルストイの著書とは無関係)をテーマにアルバム構成を「危機」のスタイルに戻し、非常にテンションの高い演奏を繰り広げている。新たに加わったスイス人キーボーディスト、パトリック・モラーツは、ジャズ、フュージョン、ラテン音楽の要素を多く持ち込み、ウェイクマン在籍時とはかなり趣の異なる音楽性を導き出した。

この時期は'76年まで続く精力的な公演、メンバー全員がソロ・アルバム発表、最初期の音楽性を知らしめるベスト・アルバム「イエスタディズ - Yesterdays(1975年)」発表と、脂の乗った活動を見せた。

モラーツの参加前、映画音楽家としても大成するギリシャ人のヴァンゲリスがウェイクマン後任候補として挙っていたが、英国のアーティスト・ユニオンの問題などで実現しなかった。この時の接触はアンダーソンとのコラボレート「ジョン・アンド・ヴァンゲリス」として、後に実を結ぶ事となる。

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音楽性と活動の変遷 【黄金期】/イエス

スティーヴ・ハウが加わった「サード・アルバム - The Yes Album(1971年)」、リック・ウェイクマンが加わった「こわれもの - Fragile(1972年)」、続く「危機 - Close to the Edge(1972年)」がイエスのピークと言われている。 結成当初にアンダーソンとスクワイアが唱えていた「強力なヴォーカルとインストゥルメンタルの融合」で、未完の部分だった演奏面の強化は、このようなメンバー・チェンジによって遂行された。 ハウはロックのイデオロギーにとらわれない多彩なギター・プレイと優れた作曲能力を提供し、ウェイクマンは正式な音楽教育に根ざした理論と数多のセッションで培った確かな技術、最新のテクノロジー、それに派手なプレイと振る舞いでエンターテインメント性をバンドにもたらした。

サード・アルバム 」は、前2作での緩やかな変化とは明らかに違う急速な進歩が一聴して分かる。全てがオリジナル曲、10分近い大作、組曲形式。変拍子や対位法も盛り込まれ、プログレッシヴと呼ばれる要素が詰まっている。しかし決して難解ではなく、ポップでダイナミック、そして分かりやすい。 前作「時間と言葉」でエンジニアとして関わり、後々までイエスのスタジオ・ワークおよびステージの音響でも重要な働きをする事になるエディ・オフォードが、バンドとの共同プロデューサーとして参加したのも、変化をもたらした大きな要素の一つだろう。

こわれもの」はいくつかの優れたアンサンブルとメンバーのソロ小品で構成され、メンバー個々の多彩な音楽性と、それが融合したときの素晴らしさを堪能できる。バンド演奏はより洗練され、緩急織り交ぜた鮮やかなコントラスト、綿密に練られたアレンジ、新メンバー2人が奏でる印象的な旋律、より強力になったコーラスなど、多くの聞き所がある。また、アート・ワークに初めてロジャー・ディーンが起用された作品でもある。

危機」は全3曲というトータル・コンセプト・アルバムで、比類なき音楽性の高さと、緊張感に満ちた演奏が聴ける。 曲作りの舵を取ったのはアンダーソン/ハウで、他のメンバーも全員、作詞/曲/アレンジに深く関わっている。 また、エディ・オフォードのテープ編集技術が多大な貢献をした。 このレコーディング直後にブラッフォードはキング・クリムゾンに移籍し、ジョン・レノンのプラスティック・オノ・バンドなどで活躍していたアラン・ホワイトが加入する。 翌'73年にリリースされた3枚組ライヴ盤「イエスソングス - Yessongs」(ドラムの殆どはホワイト)で、イエス黄金期は締めくくられる。

こわれもの」「危機」の2作はイエスの最高傑作と評されている。この時期のメンバー、アンダーソン、スクワイア、ブラッフォード、ハウ、ウェイクマンの5人は30余年に及ぶイエスの歴史の中でも「最強のラインナップ」として語り継がれている。そして旧メンバーが再加入する事が多々ある現在までの活動の中でも、この5人のみで再集結した事は一度もない。

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音楽性と活動の変遷 【黎明期】/イエス

イエス・ファースト・アルバム - Yes(1969年)」「時間と言葉 - Time and a Word(1970年)」は、現在プログレと定義されているような音ではないが、映画音楽のフレーズを引用したり、カヴァー曲ではインストゥルメンタル・パートを引き延ばして即興に入ったりと、比較的軽い実験が聴ける。

結成当初に目指していた、または影響を受けた音楽として、ビートルズ、ザ・フー、バーズ、クリーム、ヴァニラ・ファッジなどのアート・ロックやサイケデリック・ロックが挙げられている。クリス・スクワイアとピーター・バンクスはザ・フーのファンでもあったため、その影響は分かりやすい形で音に現れている。 更にビル・ブラッフォードを筆頭に、トニー・ケイ、バンクスが傾倒していたジャズの要素も少なくない。

そして、当時ジョン・アンダーソンが気に入っていたコーラス・グループのフィフス・ディメンション、スクワイアが少年時代に参加していた聖歌隊、2人が共に好きだったというサイモン&ガーファンクルという趣向/経験で意見が合致した「強力なコーラス・ワーク」は、結成当初から現在に至るまで一貫してイエス・サウンドの要であり、最初期の音でそれは既に確立されている。

ちなみに「時間と言葉」ではオーケストラと共演しているが、バンド演奏とのバランスがあまり良くなく、成功とは言い難い。

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2006年05月07日

Yes 3

イエス (Yes) は、イギリス出身のプログレッシヴ・ロックバンド。1969年にデビュー作「イエス・ファースト・アルバム - Yes」を発表、その年のブライテストホープとなり注目された。代表作は「こわれもの - Fragile (1972年)」「危機 - Close to the Edge (1972年)」、ポップ作品として成功した「ロンリー・ハート - 90125(1983年)」などが挙げられる。

創作面のリーダー、ジョン・アンダーソンの哲学・世界観がその音楽に大きく影響している。アンダーソンのヴィジョンを具現化させるため、あるいはそれに同調できないメンバーもいたためか、優れた技術・センスを持つミュージシャンの出入りが激しく、不安定な活動が長年続いた。組織面でのリーダーであるクリス・スクワイアは結成当初よりグループを仕切り、アンダーソンが不在の時期もイエスを守ってきた。また、ギターのスティーヴ・ハウは途中数年のブランクはあるものの、代表曲の殆どをアンダーソンと共作しており、イエスを語る上で欠かせない人物といえる。

アルバム「ドラマ) - Drama (1980年)」でヴォーカリストとして参加し、再結成時にはプロデューサーとして大きく貢献したトレヴァー・ホーン、'80年代に音楽的イニシアティヴを握り、イエス再結成を驚くべきものにしたトレヴァー・ラビンの存在も、賛否が別れるところではあるが評価に値するだろう。

'80年代末期から'90年代にかけて旧メンバーをも巻き込んでの分裂、融合、再編成など迷走が続いたが、現在は'70年代中〜後期のメンバーで落ち着き、穏やかに活動を続けている。

イラストレーターのロジャー・ディーンが幻想的なアルバム・ジャケット、バンド・ロゴ、ステージ・デザインなど多くを手がけ、彼の作品とイエスの音楽は切り離せない、と言えるほど密接な関係にある。


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