プログレッシブロックとジャズ

2009年02月15日

FLOOD 洪水 ライブ・イン・ジャパン’75/ハービー・ハンコック 5

洪水
洪水
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1975

東京 中野サンプラザ/渋谷公会堂 実況録音

[曲目リスト]
1. 処女航海
2. アクチュアル・プルーフ
3. スパンク・ア・リー
4. ウォーターメロン・マン
5. バタフライ
6. カメレオン
7. ハング・アップ・ユア・ハング・アップス

ハービー・ハンコック (acoustic piano,fender rhodes,clavinet,arp synthesizer)
ベニー・モウピン (ts,as bcl,fl,perc)
ポール・ジャクソン (b)
マイク・クラーク (ds)
ビル・サマーズ (perc)
ブラックバード・マックナイト(gt)


ハンコックの「ファンク時代」の記念碑、ともいうべき圧倒的な傑作。
日本だけで発売された日本公演のライブということもあり、一般的な評価は決して
高くないようだが、とにかく聴いて欲しい。
これほどまでにテンションの高いハンコックの演奏はなかなか他では聴けない。

エレクトリックとアコースティックを自在に操る卓越した鍵盤さばきを存分に味わえる。

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「♪カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂〜♪」初めてテレビに登場したのは昭和37年です。「電話は2番」になったのは、「肉は1番、電話は2番」と宣伝して、その味と共に評判になっている大阪のすき焼きの宣伝文句にヒントを得ました。カステラの文明堂は明治33年に長崎の地で創業しました


2008年06月26日

As Falls Wichita,So Falls Wichita Falls (1980年) - Pat Metheny &Lyle Mays 5

As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls


1980

[曲目リスト]
1. As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls
2. Ozark
3. September Fifteenth [Dedicated to Bill Evans]
4. It's for You
5. Estupenda Graa

ギタリストのパット・メセニーと彼の長年のキーボード共同制作者/分身ライル・メイズは、アメリカの田舎(地方)のルーツから音の全世界において神秘主義的な関係を発見した。
そして、As Falls Wichita,So Falls Wichita Falls と共に、彼らは慣用的な人々の表現を作成するプロセスを開始した。

マスター打楽器奏者のNana Vasconcelosの助けで、バーズが小さな町のショッピングセンターを剥取るように、そして、ウェザー・リポートの方法による大気中の、そして、牧歌的で円満な拡張タイトルトラックと孤独なrailyardsにおける音楽の最先端なツアーを作成。

一連の大学から大学への興行で、各州間を歩き回るそれらの家族の起源と無数のマイルを反映するスペースの広がりの上で十分に開いている。

「Ozark」と「It's for you」の長音階で、それ音楽の深さと幅をこの国に与えるためにアフリカ系アメリカ人の音楽と融合したアメリカの経験を聞くことが出来るだろう。

「9月15日」は彼らのロマンチックな先祖、ピアニストのビル・エヴァンスの精神に深くて、黙想的な考えをする特別な日であろう。



2008年06月25日

First Circle/Pat Metheny Group 5

First Circle


1984

[曲目リスト]
1.Forward March(Metheny) – 2:49
2.Yolanda, You Learn(Mays w/additional material by Metheny) – 4:49
3.The First Circle(Metheny, Mays) – 9:16
4.If I Could(Metheny; in memory of Wes Montgomery) – 7:01
5.Tell It All(Metheny, Mays; based on an idea by Metheny & Wertico)– 7:59
6.End of the Game (Metheny, Mays) – 8:02
7.Más Allá (Beyond) (Metheny; Spanish lyrics by Aznar) – 5:40
8.Praise (Metheny, Mays) – 4:18

パット・メセニー : ギター, シタール, 12弦ギター, ギター・シンセ, クラシック・ギター,
         シンセサイザー, シンクラヴィア
ライル・メイズ : ピアノ, オルガン, シンクラヴィア, キーボード, トランペット,
         シンセサイザー, ベル, オーバーハイム, アゴゴ
スティーヴ・ロドビー : ベース・ギター
ポール・ワティーコ : ドラムス
ペドロ・アズナール : ギター, アコースティック・ギター, パーカッション, グロッケンシュピール,
           ヴォーカル, ホイッスル, ベル


1985年にグラミー賞ベスト・ジャズ・フュージョン・パフォーマンス賞を受賞。

メセニーがECMレコードで残した最後の作品となり、サウンド・トラック「コードネームはファルコン」(1985年, EMI)を通して、ゲフィン・レコードに移る。

1曲目からメセニーのこれからを暗示するような雰囲気で始まり、2曲目でビーティング。そしてアルバムタイトルである3曲目と続く。



オーケストラというか、ドラマというか、圧倒されてしまいます。


Pat Metheny Group - First circle -live in japan


高速のアルペジオ、ストローク、周りとの音の協調。全て完成された作品だと言える。
そして、この曲を聴くと何か心が解けるような。音の中に何か麻薬めいたものがあるのだろうか。
恐るべし、メセニー、、、。

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2007年04月18日

【プログレッシブロックとフュージョン!?】MARBLE / カシオペア 5

MARBLE


2004

1. UNIVERSE       Issei Noro
  Beginning  
  Deep Space  
  Discovery  
  Humanity  
  Chaos  
  High Spirit  
  Harmonize  
  Beyond  
2. SOUTHERN BREEZE    Minoru Mukaiya
3. Mawari-Michi      Yoshihiro Naruse
4. REMINISCENCE      Akira Jimbo
5. WHEN YOU GROW UP    Yoshihiro Naruse
6. BLESSING        Minoru Mukaiya
7. 雨ガ来ル        Yoshihiro Naruse
8. SPREAD         Issei Noro
     
  PRODUCER CASIOPEA
  ENGINEER Yuji Kuraishi
  RECORD COMPANY GENEON ENTERTAINMENT
  CD-CODE GNCL-1015



2004年に結成25周年を迎えたカシオペア。本作はその記念盤。通算では37枚目。1曲目の「UNIVERSE」は25分に及ぶ野呂一生の書き下ろし組曲大作。25分というのは偶然ではなく、25周年にちなんだものだとか。動と静、両面楽しめる作品だ。
カシオペアは現在活動休止しているが、この後期頃に出したライブ、DVDではこのアルバムからの曲が圧倒的に多い。野呂さんは相当気に入っているようです。
特に「UNIVERSE」はお気に入りにのようです。この作品は8部構成で出来ているが、大作ゆえにプログレと合い通じるものがあるような。

カシオペア後期では完成度も高い一番お勧めのアルバムです。



2007年03月22日

【プログレとジャズ】Still Life (Talking) / Pat Metheny Group 5

Still Life Talking





Pat Metheny Group - Still Life (Talking)


1987

[曲名リスト]
1. Minuano (Six Eight)
2. So May It Secretly Begin
3. Last Train Home
4. (It's Just) Talk
5. Third Wind
6. Distance
7. In Her Family

ブラジルサウンドと綺麗なヴォイスがクオリティの高いパットメセニーワールドを作ったイチオシ作。

パット・メセニーは心をこめて音楽の世界を旅し、フリー・ジャズ、ガレージロック、アバンギャルドな音のカオスを巡ってきた。けれども、このヒット作で最重要視したのは、ブラジル的なアクセントとボーカリーズ・スタイルのコーラスをより強調するという新たな手法だ。そこで、3人のシンガー(パーカショニスト兼ボーカリストのアーマンド・マルサル、シンガーのデヴィッド・ブラマイアズとマーク・レッドフォード)を起用し、メセニーの中心となるカルテット(キーボードのライル・メイズ、ベースのスティーヴ・ロドビー、ドラムのポール・ワーティコ)に加えた。

これまでもメセニーは自身のギターシンセサイザーをメイズの円熟した電子オーケストラに心地よく溶けこませていたが、本作のサウンドにも陽気さと哀愁と躍動感がかわるがわる現れている。また、ブラジル的な美意識を、愛らしいオープニング曲「Minuano (Six Eight)」やカラフルな「So May It Secretly Begin」で聴かせてくれる。メセニーの天性のアメリカ的感覚のルーツは、大草原地帯での生い立ちと、メセニーの音楽がいつも呼び覚ます大平原のように広大な音にある。本作で最も有名なナンバー「Last Train Home」では、電子シタールのサウンドをよみがえらせ、思いがけなく情緒的な効果をもたらしている。(Sam Sutherland, Amazon.co.uk)




Still Life (Talking)


2007年03月20日

WE LIVE HERE/PAT METHENY GROUP

We Live Here


1995

[曲名リスト]

1. Here to Stay
2. And Then I Knew
3. Girls Next Door
4. To the End of the World
5. We Live Here
6. Episode D' Azur
7. Something to Remind You
8. Red Sky
9. Stranger in Town

Pat Metheny - Guitars,Guitar Synths
Lyle Mays - Piano,Keyboards
Steve Rodby - Acoustic and Electric Basses
Paul Wertico - Drums
David Blamires - Vocals
Mark Ledford - Vocals,Whistling,Flugelhon,Trumpet
Luis Conte - Percussion

PMGの中期ブラジル音楽から変化したR&Bになった傑作。前作「レター・フロム・ホーム」から6年ぶりのアルバムは完成された、これぞフュージョン!という素晴らしいものとなった。
都会の夜にバーボン(もっと高いものでもよいが)を一人で夜景見ながら飲むと、音の良さが伝わってくるでしょう。
価値有りの一枚。


Pat Metheny Group - We Live Here


We Live Here


2007年03月19日

SECRET STORY/PAT METHENY 5

Secret Story


1992

[曲名リスト]

1. Above the Treetops
2. Facing West
3. Cathedral in a Suitcase
4. Finding and Believing
5. Longest Summer
6. Sunlight
7. Rain River
8. Always and Forever
9. See the World
10. As a Flower Blossoms (I Am Running to You)
11. Antonia
12. Truth Will Always Be
13. Tell Her You Saw Me
14. Not to Be Forgotten [Our Final Hour]

常に斬新なサウンドを追求してきたパット・セメニーの通算17作目となるアルバム。なんと構想6年という傑作! これが初のソロ名義のアルバムとなるわけだが、これまで共演してきたパット・メセニー・グループはもちろん、矢野顕子、ロンドン・フィル・オーケストラなど総勢75名のミュージシャンが参加したかつてない壮大なスケールで展開。
ここから、パットメセニーの世界が変わってくる、新しいメセニーの入り口となる作品。

2007年03月09日

Letter from Home / Pat Metheney Group 5

Letter from Home


1989


Pat Metheny Group - Letter from Home

[曲名リスト]

1. Have You Heard
2. Every Summer Night
3. Better Days Ahead
4. Spring Ain't Here
5. 45/8
6. 5-5-7
7. Beat 70
8. Dream of the Return
9. Are We There Yet
10. Vidala
11. Slip Away
12. Letter From Home

中期パットメセニーグループの代表作。グラミー賞受賞の前作「スティル・ライフ」に劣らないハイクオリティなアルバム。
このあたりのメセニーワールドは中南米、南米、大自然を意識した曲が多い。
しかしながら、都会の高層ビルの上から夜中の街を眺めるにもフィットしているし、ジャングルの中にわくわくするような気持ちにもなったりする。

お勧めは1、2、4、6、7
特に6. 「5-5-7」と7. 「Beat 70」の2曲だけ続けて聴くと面白いかも。

これはプログレッシブに繋がるものがあると私は思う。

Letter from Home


2007年01月24日

プログレとジャズ/パット・メセニー・グループ 5

想い出のサン・ロレンツォ(紙ジャケット仕様)


Pat Metheny Group - Pat Metheny Group (USA)
Pat Metheny Group - Pat Metheny Group


今回はプログレとジャズ、ということでパットメセニーについて書いてみた。
パットメセニーはジャズというかフュージョン界の大御所であるが、本人は相当
ジャズは好きらしい。
色々なジャズメンと競演しているが、個人的は王道的なフュージョンサウンドのほうがメセニーらしく好きだ。

特に必聴なアルバムが「想い出のサン・ロレンツォ」(Pat Metheny Group (1978年)
)である。最初にして完成した感がある名盤である。

【曲目リスト】

1. 想い出のサン・ロレンツォ
2. フェイズ・ダンス
3. ジャコ
4. エイプリルウィンド
5. エイプリル・ジョイ
6. ローン・ジャック

1.は初期PMGの代表作。大作にしてクオリティは非常に高い。2.は前曲の流れでそのまま聞けてしまうまとまった感のある作品。
そして、4、5の美しい曲調。

なぜか、人気のない田舎の夜を思い出すような、都会の雑踏から無縁な場所に引き込ませてくれるようなアルバムである。


ギター:パット・メセニー
キーボード:ライル・メイズ
ベース:マーク・イーガン
ドラム:ダン・ゴッドリーブ

2006年10月29日

〜プログレ好きが聴きそうなジャズとは〜 Vol.2 4

COWBELLさん第2弾です(^^
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今回は、チック・コリアです。


“RETURN TO FOREVER”

72年。歴史的名盤で、その後のチックの方向を決定してしまった作品。
チックのエレピとスタンリー・クラークのベースの凄すぎるプレーも奇跡的だが
曲がミステリアスで奥深く美しいものになっているのも奇跡的である。
是非ともその一曲目を聴いて、ぶっ飛んで頂きたい。
フローラ・プリムのヴォイスも良い。


“A.R.C.”

71年。そのころのチックのフリージャズ・ユニット[サークル]から
アンソニー・ブラクストンを除いたピアノトリオ編成での作品。
チックの流暢で鋭いピアノ、デイヴ・ホランドの知的にドライヴするベース、
バリー・アルトシュルのテクニカルな暴れん坊ドラムが一丸となって演奏する
フリージャズ寄りの音には、唯々聴き惚れるばかりです。

お試しあれ。

COWBELL



〜プログレ好きが聴きそうなジャズとは〜 Vol.1 4

プログレ好きのCOWBELLさんに、よく聴くジャズをいくつか紹介していただきました。
ジャズはどのジャンルにでも影響していますね(^^)
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まずは、皆さんご存知のマイルス・デイヴィスより


“ON THE CORNER”

72年の作品で、ジャズの世界だけではなく、他のブラックミュージックや
ポピュラーミュージックにおいても「革命」と呼んでいい作品で、大胆な
ポリリズムの導入、シタールやタブラ等のエスニックの融合と共に、
チック・コリアやジョン・マクラフリンなどのスーパーテクニシャン達が強烈な
インプロヴィゼーションを展開する恐るべき内容であるにもかかわらず、
思わず体をゆさぶられてしまう刺激的でイカした音楽になっている。


“GET UP WITH IT”

74年の作品で、69年から74年までのセッションを集めた、マイルスの
歴史の中で最も重厚で濃い音楽がつまった作品である。
傾向としてはヘヴィーファンクだが、そこはマイルス、帝王としての品格が
感じられる。
中でも、デューク・エリントンへの32分にも及ぶ静謐で重みのある哀悼曲
<HE LOVED HIM MADLY>とスリリングな小曲<RED CHINA BLUES>
は圧巻。

お試しあれ。

COWBELL




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