マグマ

2009年11月01日

仏プログレのマグマ、5年ぶりのニュー・アルバムをリリース

エメンテト・レ(DVD付)
エメンテト・レ(DVD付)
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今年5月に行なわれた来日公演も記憶に新しい、フランスを代表するプログレッシヴ・ロック・バンドのマグマ(MAGMA)より朗報が到着! ファン待望のニュー・アルバムが日本でも発売されます。
 
前作『K.A コンタルコス・アンテリア』(2004年)から約5年ぶりとなるスタジオ・アルバムで、タイトルは『エメンテト・レ(Emehntehtt-Re)』。70年代から構想を練り続けた超大作で、全曲ともにクリスチャン・ヴァンデ(Christian Vander)による作詞・作曲。全4曲からなる組曲「Emehntehtt-Re」の一部はバンドの公式サイト内にて試聴可能です。
 
 アルバムには、およそ60分のメイキング映像を収めたDVDが付属。国内盤(SJAK-35 税込3,675円/帯、日本語ライナー付き/盤は輸入盤を使用)は11月20日リリースで、クリスチャン・ヴァンデ自身によるコメント(翻訳付き)が掲載された1万字超えの解説書も同梱されます。ついに陽の目を見る超大作『エメンテト・レ』、アナタもぜひご体験を!

●『エメンテト・レ(Emehntehtt-Re)』
*国内盤(SJAK-35 税込3,675円/帯、日本語ライナー付き/盤は輸入盤を使用):11月20日発売
 
≪CD≫
01. Emehntehtt-Re I (6:53)
02. Emehntehtt-Re II (22:25)
03. Emehntehtt-Re' III (13:06)
04. Emehntehtt-Re IV (3:54)
05. Funehrarium Kahnt (4:19)
06. Sehe (0:27)

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「♪カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂〜♪」初めてテレビに登場したのは昭和37年です。「電話は2番」になったのは、「肉は1番、電話は2番」と宣伝して、その味と共に評判になっている大阪のすき焼きの宣伝文句にヒントを得ました。カステラの文明堂は明治33年に長崎の地で創業しました


2007年06月10日

UDU WUDU / MAGMA 5

Udu Wudu

1.UDU WUDU
2.WEIDORJE
3.TROLLER TANZ
4.SOLEIL D‘ORK
5.ZOMBIES
6.DE FUTURA


JANIK TOP  bass,key,vo,arr
CRISTIAN VANDER  drums,vo,key,per
BERNARD PAGANOTTI bass,vo,per
KLAUS BLASQUIZ    vo
MICHEL GRAILLIER  piano
STELLA VANDER     vo
LUCILLE CULLAZ     vo
CATHERINE SZPIRA    vo
PIERRE DUTOUR      trumpet
ALAIN HATOT        sax
PATRICK GAUTHIER   piano,key


1976

“KOHNTARKZ”発表後、マグマを離れ、ソロ活動に転じたトップの
最初のシングルは、不発におわってしまったものの、再起をかけて本作に
収められた“DE FUTURA”の制作にとりかかる。
そして、その初演は、75年10月、マグマからヴァンデを含むメンバー
他、総勢18人によるバンドによって行われた。

この時の出来に感銘を受けたヴァンデは、翌年マグマでもこの曲を演奏し、
同年に、VANDETOPの名義でこの曲をレコーディングする事を決める。
それが結局、マグマ名義で本作収録の“DE FUTURA”となり、
トップとのセッションと当時の正規のベーシスト、パガノッティとの
セッションの両方から選曲されたものが“UDU WUDU”となる。

ここで、トップは再度マグマと合流し、同年の後半をVANDERTOP名義で
ツアーを行った後は、結局マグマを離れてしまう。

ここに収められた“DE FUTURA”は、紛れもない大傑作で、マグマに
とってもトップにとっても生涯の名曲といても過言ではなく、現在までにも
両者によって何度も再演されている

しかし、ここで書くべきは、この曲ばかりではない。
“UDU WUDU”には、他にも素晴らしい曲が収録されている。
僕個人としては、マグマの中で一番の愛聴盤である。


<UDU WUDU>
後期マグマで開花するファンク的な要素が芽吹いた曲。
弾ける様なリズムと明るく開放的なコーラスやブラスのアレンジが印象的。
踊るようなピアノと繊細なパーカッションも素晴らしい。
聴けば聴くほどに味が出てくる楽曲だと思う。
<WEIDORJE>
パガノッティがベースを弾いている曲。トップとはまた違った魅力で聴かせる
パガノッティのベースがとてもよい中々の秀作。
ヴァンデ以下のメンバーの好演にも注目。後にパガノッティ自身のバンド名に
このタイトルが使われた。
<SOLEIL D‘ORK>
何となく、ウェザー・リポートのミステリアスな曲を連想させる。
トップとヴァンデのクールなファンクビートがたまらなく良い。
<ZOMBIES>
個人的には、“DE FUTURA”と同等の聴きどころとして推す必殺テイク。
ヴァンデとトップが全開で駆け抜ける4分間。
<DE FUTURA>
このアルバム最高の呼物、トップとヴァンデのテクニック、テンション、センス
ともに申し分のない超重量級のビートが圧巻。
このビートに体を揺さぶられるうちに17分半はあっという間に過ぎ去ってしまう。
全ての瞬間が聴きもので、最高のリフが次から次へと現れる、まさにモンスターチューン。
ヘヴィーメタルもヘヴィーファンクもハードコアもみんな吹っ飛んでしまう。

この曲を聴くためにだけでも買う価値ありです。


インパクト 100
テクニック 100
ポップ性   90
コンセプト 100
センス   100


COWBELL

Udu Wudu


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2007年05月28日

HHAI(LIVE)/ MAGMA 4

Hhai Live

1.KOHNTARKOSZ part1
2.KOHNTARKOSZ part2
3.EMEHNTEHT-RE
4.HHAI
5.KOBAH
6.LIHNS
7.DA ZEUHL WORTZ MEKANIK
8.MEKANIK ZAIN


CHRISTIAN VANDER   drums,vo,piano,per
BERNRD PAGANOTTI  bass,
KLAUS BLASQUIZ     vo,per
DEDIER LOCKWOOD   violin
BENOLT WIDEMANN   keyboads
JEAN-POL ASSELINE  keyboads
STELLA VANDER      vo,
GABRIEL FEDEROW     guitar


1975


前作で鉄壁のフォーマットともいえる圧倒的なサウンドスタイルを確立したマグマ。
その最高の瞬間は、ライヴ作品として記録された。

マグマはライヴバンドとしての評価が高く、この頃のメンツがほぼ最強のもので、
マグマの魅力を伝える最高の作品と言えよう。
しかし、個人的に残念なのは、73年から加入し、ヴァンデと双頭体制でマグマサウンドの確立に貢献してきたベーシストのヤニク・トップが、自己の作品がスタジオ作品で採用されないことでヴァンデと衝突し、一時バンドを離れ、この作品に参加していないことである。
だが、ここがマグマのすごいところで、トップに匹敵するほどの大変なテクニシャンであるパガノッティが参加することで、強力なマグマサウンドの魅力は全く衰える事はなかったのである。

しかも、ヴァイオリンのロックウッドが参加し、信じられないほどの超絶的プレーでヴァンデ以下のメンバーを煽りまくり、バンドの恐るべき能力を引き出している。
当時、ロックウッドは、17歳というから驚きである。未聴のかたは、是非ともチェックしていただきたい。

ロックウッドのヴァイオリンが本作最大の収穫ではあるが、ヴァンデのドラムプレーもマグマ史上1,2を争う素晴らしいものなので、ここにも注目である。

マグマと言えば、本作を最高とする人が圧倒的に多いようである。1,2,8曲目を聴いていただければ納得される筈である。
お薦めの大傑作!


インパクト 100
テクニック 100
ポップ性   50
コンセプト  80
センス    95



COWBELL

Hhai Live


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2007年05月27日

マグマ/ディスコグラフィー

(MAGMA)はフランスのプログレッシブロックバンド。クリスチャン・ヴァンデ(fr:Christian Vander)ドラム/ボーカル/ピアノを中心に1969年結成。「宇宙からきたコバイア星人の言語」コバイア語(ヴァンデが創作した言語)によるオペラチックなボーカルと、個性的で強力なリズム隊が特徴。


ディスコグラフィー

Kobaa マグマ誕生(1970)
1001°Centigrades (1971)
Mekanik Destruktiw Kommandoh (1973)
Wurdah Ïtah (1974)
Köhntarkösz (1974)
Simples (1971-74)
Live-Hhaï (1975)
Üdü Ẃüdü (1976)
Inédits(1977)
Attahk (1978)
Retrospektïw I & II Live (1981)
Retrospekïw III Live (1981)
Merci (1984)
Kompila (1997)
Floë Ëssi / Ëktah (1998)
Theusz Hamtaahk : Trilogie au Trianon (2000)
Köhntarkösz Anteria (K.A) (2004)



2007年05月26日

KOHNTARKOSZ / MAGMA 4

Kohntarkosz/Magma


1.KOHNTARKOSZ part1
2.KOHNTARKOSZ part2
3.ORK ALARM
4.COLTRANE SUNDIA



CHRISTIAN VANDER   drums,vo,piano,per
JANNICK TOP        bass,cello,vo,piano
KLAUS BLASQUIZ     vo,per
GERARD BIKIALO     piano,organ
MICHAEL GRAILLIER   piano,clavi
STELLA VANDER      vo,
BRIAN GODDING      guitar



1974

名作“MDK”の後に「トリスタンとイゾルデ」のサントラとしてバンデのソロ名義で発表された“MDK”の続編“WURDAH ITAH”をはさんで発表された本作は、それまでのドラマチックなコバイア・ストーリーものとは一線を画す、新しいアプローチを見せた。


ここでのマグマは、すべての贅肉をそぎ落とし最小限のマテリアルによるシンプルなサウンドを形成している。しかしながら、一見シンプルなこのサウンドは、よく聴くと凄まじい程の熱気を孕んだ激しいサウンドであることが分かる。


“KOHNTARKOSZ part1”が特にそうだが、抑制と破壊といった矛盾する力がせめぎあう緊張感は特筆すべき成果で、この時期のマグマの音楽の骨格になっているともいえる。
その抑制された表情の下には、まさしくグループ名のマグマさながらに全てを溶かし込みグツグツと煮えたぎる不気味なメルトが内圧を上げながら、その出口をさがして流動しているのがありありと分かる。
そして、その抑制と破壊の均衡をまもる様な緊張感あふれる演奏の音一つ一つにおける重要度は極めて高い。
特に、ドラムス、ベース、ピアノが作り出した高揚感は、マグマのスタジオ録音の中では、最高のものであると思う。この抑制された高揚感があるからこそ、“KONNTARKOSZ part2”においての爆発が際立っているとも思う。


アルバムのラストには、コルトレーン信奉者のバンデによる信仰告白的な美しいインストが収められており、この険しい名作の素晴らしいカタルシスになっている。


<KOHNTARKOSZ part1>
冒頭の激しいドラミングがかっこいい。フィルも最高にいいのだが、バウンドするようなバスドラがユニークで良い。
抑制と破壊がせめぎあい、尋常じゃない緊張感と高揚感を生み出すベースとドラム
のプレーは素晴らしく、お互いを牽制するかのように飽くまでもクールに曲を牽引してゆく。
その二者のやりとりは、クールでシンプルだが実に腹に応えるサウンドなので、じっくりと一音たりとも逃さず聴いていただきたい。

<KOHNTARKOSZ part2>
穏やかなイントロで幕を開けるが、不気味なメルトはその出口を探しながら地下を這う。
徐々に緊張と恐怖が全体を支配してゆき、やがて出口を与えられたマグマは、凄まじい噴火となって暴れまくる。


パート1からクールでヘヴィーなバトルを展開してきたドラムとベースが作り出す疾走感、重量感、緊張感はここでピークを迎えるのだが、パート1がクールで抑制的だっただけにこのクライマックスの盛り上がりは、実に衝撃的である。

まず、バンデのドラムスがファンク的な強烈なビートを刻み、ツッコミ気味のカッコいいフィルをバシバシきめ、トップが重低音の熾烈なドライヴを弾き出し、オルガンやコーラスと共にこれ以上は無いと思われる程の高いテンションのまま8分間に亘ってバトルを繰り広げるバンデとトップの達者ぶりが十二分にわかるとてもスリリングな曲である。

ここでの演奏のテンションの高さは、マグマの全スタジオテイクのみならず、すべてのロックにおいても屈指のものであるというのは言いすぎであろうか?
しかし、マグマは、基本的にライヴバンドなので、もっと驚く演奏が数多くあるというのも事実。
実に恐ろしいグループであるが、アクが強すぎるため、聴かず嫌いの対象の最たるものになっているのは、実に悲しいことである。
しかし反面、熱狂的なファンも多く、本国フランスにおいては、日本では想像出来ないほどの尊敬と人気を博しているのである。


プログレ・ファンに限らず、全ての音楽ファンに一聴をお薦めします。
ただし、手ごわい音楽なので10回以上は聴いてみて頂きたい。



インパクト 100
テクニック 100
ポップ性   50
コンセプト  80
センス    95

COWBELL

Kohntarkosz


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2007年04月15日

Mekanik Destruktiw Kommandoh / マグマ 4

Mekanik Destruktiw Kommandoh


1973

"Hortz Fur Dëhn Stekëhn West" - 9:34
"Ïma Süri Dondaï" - 4:28
"Kobaïa Iss de Hündïn" - 3:35
"Da Zeuhl Wortz Mekanïk" - 7:48
"Nebëhr Gudahtt" - 6:00
"Mekanïk Kommandöh" - 4:08
"Kreühn Köhrmahn Iss de Hündïn" - 3:14


スタジオ盤最高傑作と名高い3rdアルバム(通称M.D.K. 1973年)。
7人の混声合唱隊を導入し、短い主題の反復発展を繰り返すコーラスとベース、ドラムが絡み合う39分に及ぶ大作を作り上げ、唯一無二のMAGMAの音楽を確立する。
しかし、これ以降の活動ではファンク・ソウル色が次第に強くなり、コバイア語が潜めてしまう。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2007年04月13日

1001°Centigrades / MAGMA 4

1,001 Degrees Centigrade

1971


[曲名リスト]

1. 一人のコバイア人  Rah Sahltaahk
2. “イス”ランゼイ・ドイア  "Iss" Lanse Doa
3. キ・イアル・オ・リアク Ki  ahl  Lahk


マグマの2nd。音像,コンセプトは前作を踏襲しているが名管楽器奏者,ヨシコ・セファーを迎えたことでより厚みを増したサウンドを実現している。全3曲というその後のマグマを予感させる大作主義とジャズ・ロック・サウンドが微妙なバランスで融合した初期の傑作。



1,001 Degrees Centigrade


2007年04月10日

Kobaa マグマ誕生/Magma 4

Kobaa


[曲名リスト]

1. Kobaia
2. Ana
3. Malaria
4. Sohia
5. Sckxyss
6. Aura
7. Thaud Zaa
8. Nau Ektila
9. Stoah
10. Muh


1970


クリスチャン・ヴァンデ(fr:Christian Vander)ドラム/ボーカル/ピアノを中心に1969年結成。「宇宙からきたコバイア星人の言語」コバイア語(ヴァンデが創作した言語)によるオペラチックなボーカルと、個性的で強力なリズム隊が特徴なフレンチプログレッシブグループ。


そして、この「Kobaa」は、レンチ・ロックの代表格マグマの1st。基本はブラス中心のジャズ・ロックだが,意味より音感を強調した自作言語=コバイア語のヴォーカルと後のチェンバー・ロックに通じる前衛性が彼ら独自の持ち味。フランス版ニュー・ロックの夜明けという1枚。



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