ジャズ
2007年04月18日
【プログレッシブロックとフュージョン!?】MARBLE / カシオペア
2004
1. UNIVERSE Issei Noro
Beginning
Deep Space
Discovery
Humanity
Chaos
High Spirit
Harmonize
Beyond
2. SOUTHERN BREEZE Minoru Mukaiya
3. Mawari-Michi Yoshihiro Naruse
4. REMINISCENCE Akira Jimbo
5. WHEN YOU GROW UP Yoshihiro Naruse
6. BLESSING Minoru Mukaiya
7. 雨ガ来ル Yoshihiro Naruse
8. SPREAD Issei Noro
PRODUCER CASIOPEA
ENGINEER Yuji Kuraishi
RECORD COMPANY GENEON ENTERTAINMENT
CD-CODE GNCL-1015
2004年に結成25周年を迎えたカシオペア。本作はその記念盤。通算では37枚目。1曲目の「UNIVERSE」は25分に及ぶ野呂一生の書き下ろし組曲大作。25分というのは偶然ではなく、25周年にちなんだものだとか。動と静、両面楽しめる作品だ。
カシオペアは現在活動休止しているが、この後期頃に出したライブ、DVDではこのアルバムからの曲が圧倒的に多い。野呂さんは相当気に入っているようです。
特に「UNIVERSE」はお気に入りにのようです。この作品は8部構成で出来ているが、大作ゆえにプログレと合い通じるものがあるような。
カシオペア後期では完成度も高い一番お勧めのアルバムです。
2007年03月22日
【プログレとジャズ】Still Life (Talking) / Pat Metheny Group
1987
[曲名リスト]
1. Minuano (Six Eight)
2. So May It Secretly Begin
3. Last Train Home
4. (It's Just) Talk
5. Third Wind
6. Distance
7. In Her Family
ブラジルサウンドと綺麗なヴォイスがクオリティの高いパットメセニーワールドを作ったイチオシ作。
パット・メセニーは心をこめて音楽の世界を旅し、フリー・ジャズ、ガレージロック、アバンギャルドな音のカオスを巡ってきた。けれども、このヒット作で最重要視したのは、ブラジル的なアクセントとボーカリーズ・スタイルのコーラスをより強調するという新たな手法だ。そこで、3人のシンガー(パーカショニスト兼ボーカリストのアーマンド・マルサル、シンガーのデヴィッド・ブラマイアズとマーク・レッドフォード)を起用し、メセニーの中心となるカルテット(キーボードのライル・メイズ、ベースのスティーヴ・ロドビー、ドラムのポール・ワーティコ)に加えた。
これまでもメセニーは自身のギターシンセサイザーをメイズの円熟した電子オーケストラに心地よく溶けこませていたが、本作のサウンドにも陽気さと哀愁と躍動感がかわるがわる現れている。また、ブラジル的な美意識を、愛らしいオープニング曲「Minuano (Six Eight)」やカラフルな「So May It Secretly Begin」で聴かせてくれる。メセニーの天性のアメリカ的感覚のルーツは、大草原地帯での生い立ちと、メセニーの音楽がいつも呼び覚ます大平原のように広大な音にある。本作で最も有名なナンバー「Last Train Home」では、電子シタールのサウンドをよみがえらせ、思いがけなく情緒的な効果をもたらしている。(Sam Sutherland, Amazon.co.uk)
Still Life (Talking)
2007年03月20日
WE LIVE HERE/PAT METHENY GROUP
1995
[曲名リスト]
1. Here to Stay
2. And Then I Knew
3. Girls Next Door
4. To the End of the World
5. We Live Here
6. Episode D' Azur
7. Something to Remind You
8. Red Sky
9. Stranger in Town
Pat Metheny - Guitars,Guitar Synths
Lyle Mays - Piano,Keyboards
Steve Rodby - Acoustic and Electric Basses
Paul Wertico - Drums
David Blamires - Vocals
Mark Ledford - Vocals,Whistling,Flugelhon,Trumpet
Luis Conte - Percussion
PMGの中期ブラジル音楽から変化したR&Bになった傑作。前作「レター・フロム・ホーム」から6年ぶりのアルバムは完成された、これぞフュージョン!という素晴らしいものとなった。
都会の夜にバーボン(もっと高いものでもよいが)を一人で夜景見ながら飲むと、音の良さが伝わってくるでしょう。
価値有りの一枚。
We Live Here
2007年03月19日
SECRET STORY/PAT METHENY
1992
[曲名リスト]
1. Above the Treetops
2. Facing West
3. Cathedral in a Suitcase
4. Finding and Believing
5. Longest Summer
6. Sunlight
7. Rain River
8. Always and Forever
9. See the World
10. As a Flower Blossoms (I Am Running to You)
11. Antonia
12. Truth Will Always Be
13. Tell Her You Saw Me
14. Not to Be Forgotten [Our Final Hour]
常に斬新なサウンドを追求してきたパット・セメニーの通算17作目となるアルバム。なんと構想6年という傑作! これが初のソロ名義のアルバムとなるわけだが、これまで共演してきたパット・メセニー・グループはもちろん、矢野顕子、ロンドン・フィル・オーケストラなど総勢75名のミュージシャンが参加したかつてない壮大なスケールで展開。
ここから、パットメセニーの世界が変わってくる、新しいメセニーの入り口となる作品。
2007年03月09日
Letter from Home / Pat Metheney Group
1989
[曲名リスト]
1. Have You Heard
2. Every Summer Night
3. Better Days Ahead
4. Spring Ain't Here
5. 45/8
6. 5-5-7
7. Beat 70
8. Dream of the Return
9. Are We There Yet
10. Vidala
11. Slip Away
12. Letter From Home
中期パットメセニーグループの代表作。グラミー賞受賞の前作「スティル・ライフ」に劣らないハイクオリティなアルバム。
このあたりのメセニーワールドは中南米、南米、大自然を意識した曲が多い。
しかしながら、都会の高層ビルの上から夜中の街を眺めるにもフィットしているし、ジャングルの中にわくわくするような気持ちにもなったりする。
お勧めは1、2、4、6、7
特に6. 「5-5-7」と7. 「Beat 70」の2曲だけ続けて聴くと面白いかも。
これはプログレッシブに繋がるものがあると私は思う。
Letter from Home
2007年01月24日
プログレとジャズ/パット・メセニー・グループ
Pat Metheny Group - Pat Metheny Group (USA)
今回はプログレとジャズ、ということでパットメセニーについて書いてみた。
パットメセニーはジャズというかフュージョン界の大御所であるが、本人は相当
ジャズは好きらしい。
色々なジャズメンと競演しているが、個人的は王道的なフュージョンサウンドのほうがメセニーらしく好きだ。
特に必聴なアルバムが「想い出のサン・ロレンツォ」(Pat Metheny Group (1978年)
)である。最初にして完成した感がある名盤である。
【曲目リスト】
1. 想い出のサン・ロレンツォ
2. フェイズ・ダンス
3. ジャコ
4. エイプリルウィンド
5. エイプリル・ジョイ
6. ローン・ジャック
1.は初期PMGの代表作。大作にしてクオリティは非常に高い。2.は前曲の流れでそのまま聞けてしまうまとまった感のある作品。
そして、4、5の美しい曲調。
なぜか、人気のない田舎の夜を思い出すような、都会の雑踏から無縁な場所に引き込ませてくれるようなアルバムである。
ギター:パット・メセニー
キーボード:ライル・メイズ
ベース:マーク・イーガン
ドラム:ダン・ゴッドリーブ